終い弘法・東寺

終い弘法に行く前に..弘法さんと言えば笹屋伊織の「どら焼」*1。どら焼と言っても、世間一般で言うものとは違って、鉄板の上で薄い皮を焼き、餡を包むように巻き込んで作ります。以前2度ほど取材で見せて頂きましたが、腕と手間の必要な製法でした。元々東寺の銅鑼を熱してその皮を焼いたことからその名が付いた、弘法大師ゆかりのお菓子。弘法大師の命日である21日に、東寺で行われる縁日「弘法さん」のお土産として、笹屋伊織では毎月20,21,22日の3日間限定販売されています。
 
それから東寺へと車を回すと、これはこれは..ものすごい人混みと、近隣の駐車場では狭い道路上にまで車があふれて..。近寄る事が出来ませんでした。今日は高校駅伝もあって、京都の町はそこここで流れの滞る年末の連休。いろいろ用事も済ませ、終い弘法さんもほぼおしまいになり、境内では露店の片づけが半ばとなる頃にようやく東寺へ。四時を過ぎて既に薄暗く、小雨まじりと言うのに、それでもまだ陶器などの古道具類や、鉢物を中心とした植木などを買い求める客で、にぎわいが残っている中、片づけの車も乗り入れて、普段は結構広く感じる境内も、歩き辛いほど狭く感じます。

*1:笹屋伊織本店:七条大宮西入る南側。「どら焼」は一棹1,350円<税込>