京都紅葉2013
やはり紅葉の〆くくりは糺ノ森。 鳥居の朱と競い合い。 神宮寺・池跡に、子供達の明るい声が響きます。
河合社の大銀杏も、既に散り半ば。冬へと最後の紅葉風景。 散り黄葉が、最後の彩りを…。
御池通り堀川以西の銀杏並木は、他所よりも遅めです。京都市の景観演出によって、隔年で二段剪定となり、イチョウやトウカエデの街路樹の紅葉が、各所で楽しめるようになりました。
紅葉は残るものの、師走となっては公園に遊ぶ人影絶え…。 大鳥居も寂しげな、この時分。
期待もせずに向かってみると、期待以上に盛りの紅葉。 本堂で丁寧な解説を受け、「建永の法難」などのお話を聞いたあと、書院にてつつじと紅葉の庭を愛でます。 意外にもお寺の外に、浄土在るが如き風景。 石段の散り紅葉は、まだ少し先のよう。 安楽寺前の…
まだところどころ残る彩り。 紅葉かかる流れ。 径の名の元となった哲学者・西田幾多郎の歌碑 『人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行なり』寸心(西田幾多郎の居士号)
思ったよりも葉は残り、山門を彩ります。 山門をくぐり、振り返れば黄葉。 本堂前も、しっとりともみじ色。 刻々と描き様を変える、白砂壇に差す木漏れ日。 徐々に陽の差す境内に、徐々に人が集まります。 人混みを前に、立ち去り難く振り返る。
庭園内は盛りを過ぎて、僅かに残るモミジ葉を拾います。 もう少し、早ければね…と。
高徳庵参道も、まだ盛り。 縁結びの松の下。
今日も言い天気で、暖かな空気。つい「小春日和」だなんて言ってしまいますが、「小春」とは旧暦十月のこと。旧暦で十一月となる今日からは、そうは言えないとのこと。 もう盛りを過ぎたとは言え、いずこも「ひっそり」とはしていません。賑やかに人々が集う中、散…
中立売休憩所のまえに、いきなりモミジ色のベンチが並びます。 ここでも子供達の明るい声が響いています。 建春門あたり。 陽差しも軽やかに。 京都御所を一回りして、一服ついでに休憩所でお昼ご飯。ホールには薪ストーブが焚かれ、柔らかな暖かさが、人々…
頼山陽の漢詩や、夏目漱石の著作にも描かれている茶屋。四百年の歴史を感じさせる門前に、紅葉の景色がありました。
蓮華寺の池周りは、毎年色づき遅いですが、今年は既にとりどり鮮やか。 晴れ続きで、池も澄んでいます。 立ち去りがたくも、人に押し出されるように。
参道は、のっけからモミジ色。 大ヤマザクラあたりも、今はモミジが占めています。 本殿を彩る、モミジの錦。
昨日は足腰の違和感と、紅葉巡りの行き詰まり感で、ひと休みしてしまいました。今年はあまり撮れないうちに、もう紅葉も終盤。しかももう師走...散り始めた紅葉を踏みしめ、朝の曼殊院へ。 朝陽が撮る気を奮い立ててくれます。 開門前には、石段あたりの落葉…
毎度お伝えしているタカオカエデも、ようやく色づきを増して、輝く色合いとなりました。ただ彩りは葉毎では無く、一葉の中にも彩りがあるものばかり。焼け枯れた枝があるのも気になります。 まだ夕方には時間がありますが、今日はこれでお疲れさま。
境内本堂、祖師堂にそれぞれの紅葉。 客殿前の『龍華庭園』。荒れていたものを、昨年復旧されたそうで、鮮やかな苔に白砂も明るく、仏の教えが大きな川となって、四方に広がってゆきます。 庭園は客殿に沿って、二方向に広がる珍しい形。本堂側では大海のよ…
今年も黄葉に染まります。 神馬に紅葉輝きます。
参道から、紅葉が呼んでいるよう。 境内も、遅めの紅葉に包まれつつあります。 紅葉の錦絵が、本堂に垂れかかります。 頼山陽墓。墓所からの眺めに何を思う。 相阿弥作庭の園池は、銀閣寺庭園の試作とも。
円山公園の奥のほう、山際の小径に、紅葉色の朝陽が差します。 悠々と水の上。
ここもまだ東山の影ですが、彩りは軽やか。 片隅に、紅。
街が朝陽で活き活きとする頃、ここにはまだ日の出前の空気。 今が盛りと色付いています。
紅葉盛りのメタセコイア。 イベントも無いこんな日は、広々とした散歩道。 スタジアムの喧噪が、聞こえてきそうな紅葉日和。 青空に橙色が映えるモミジバフウ。北アメリカ大陸原産で、カエデの仲間では無いとか。
平清盛が造営し、摂津福原に移ってからも、その妻時子が暮らしていたという西八条第。子供達の駈けまわる公園に、そんな歴史に彩られた紅葉が。 小さな流れに、隠れた歴史もあるのですね。ここも”なめて”いたかも知れません。
紅葉の庭に、仏と遊ぶ。 講堂に影差すモミジ。 上宮王院太子殿裏の、秋景色。 今日は本当にいい天気。お昼前には寒さもましに...でも木枯らしが吹く度、また震えるの繰り返し。
亀山公園と呼ばれる府の緑地公園ですが、今朝まで”なめて”ました。天龍寺も大河内山荘ももちろん素晴らしいですが、ここにも立派な紅葉の風景が、これほどあったとは…。 手入れされたお庭のよう。 公園には『小倉百人一首 文芸苑』として、歌碑がたくさん設…
凍るほどに冷え込んだ朝。過日、台風の被害をお伝えした嵐山へ。紅葉真っ盛りな今、その爪痕は、気付かないくらいにまで。 山も色とりどり。 お店もみな元気に営業しています。紅葉のあとは嵐山花灯路と、魅力たっぷりな嵐山にへどうぞ!
昼の晴れ間を期待して、嵐山高雄パークウエイに。 既に盛りを過ぎて、散ったものも多いですが、まだ道端に紅葉を観ながらドライブ。 菖蒲谷池に、糸を垂れる。 保津峡展望台から、トロッコ列車が見えました。 トロッコ保津峡駅を出る列車と、保津川下りの舟。
ここはもう、銀杏黄葉の晴れ舞台。 黄葉照らす一隅。 今日はここまで、お疲れさま。
お昼前後だけ陽の差す、三条門の小さな並木道。 山号『朝陽山』ちょうようざんの扁額は山階宮晃親王の筆。 子供達を見守る地蔵菩薩に、銀杏黄葉。