京都紅葉2010
河合社の大イチョウも、ほとんどの葉を境内に落とし、もう一歩で冬という景色。
この糺ノ森の鴨社神宮寺跡は、平安時代に嵯峨天皇の勅願寺として建立されたもので、「鴨社古図」には、池が描かれていると言います。この場所にある窪んだところが、その池跡でしょうか。落葉に埋もれた、屋外劇場のような佇まいです。
京都市内の紅葉の締めくくりは、やはり糺ノ森詣で。大樹居並ぶ森間の馬場は、いつもは凜とした空気ですが、この季節の晴れ間だけは、賑やかさが勝ります。頭上の紅葉と足許の落葉に、老若男女様々な楽しみがあるようです。 参道と馬場の間を流れる瀬見の小川…
下鴨の社にも、少し遅めの紅葉がやってきました。
元々豊臣秀吉が伏見桃山城内で祀っていた神様で、その神様の守護に大変満足したことから「満足」という名前を与えたということです。その後徳川綱吉公がこの地に遷したところ、このご近所も繁栄したとか。 御神木のクロガネモチの大樹の許には、岩神さんが祀…
京都市内のモミジでは、かなり大好きな樹です。今年はちょっと来るのが遅かった*1かも知れませんが、でもこれで今年の紅葉巡りを終えてしまっていいような、そんな風に思わせてくれる樹です。 カエデにまた来年...と、京都紅葉2010はまだもう少し続きます。 …
久しぶりに杉蛭子神社のイチョウを拝しに伺うと、以前とは違った風情になっていました。左の小さな写真は2006年に撮ったものですが、この頃は猪熊通りに面して板塀があり、木の鳥居をくぐって、薄暗い境内に入る感じでした。少し窮屈でしたが、趣のある街の…
御金神社みかねじんじゃの銀杏も色付いて、黄金の鳥居と艶を競っています。
池の周りに、少しだけ名残りの紅葉がありました。
疏水を飛び立った鷺が、ちょうど岡崎通りの橋を越えて往きました。
軟式野球場では、ちょうど何かの大会があって、ぼんやり眺めるにはちょうどいいお天気。
山門をくぐると、それはもう踏むのを躊躇するくらい、紅錦の絨毯となっておりました。 厚く何層にも積もった落ち葉が、幾重にも幾重にも重ねた貼り絵のよう。 お参りの途中、だんだんと空が曇りだし、終いには雷まで伴って、大荒れの天気となりました。
お寺のH.P.によりますと、大政所高台尼公*1が大阪城内で念じていた弁財天を、後にこちらに祀ったと言います。 弁天様の池の周りにも、散りモミジが晩秋の彩りです。 *1:大政所というと一般的に秀吉の母を指し、高台尼というと高台院=ねねを指すと思うのです…
勅使門前の参道では、紅葉はほぼ散りきって、未だ多く葉を残す樹は、青空を背景に際立って見えます。 仁王門前の急な石段も、散りモミジと、樹に残る葉を通した陽射しで、橙色に染まっています。
急に晴れ上がったため、前回撮りきれなかった花山稲荷に再訪しました。 紅葉は盛りを過ぎ、樹に残る葉も真っ赤に色づいたものばかり。狐さまもその下で力が入っているように。 散りモミジ...お掃除大変そうです。 色づいた紅葉も、大空に聳え立つ大樹の前で…
こちらのイチョウは、一部にまだ緑を残しつつ、同時に少し散り始めています。大きな建屋の無い境内に、黄金色の葉が散り広がっています。
病み上がりで永観堂をうろうろしていたら、もうまた元気がなくなり、あまり何も考えられないもんで、伏見にもう一度...。森林研究所の森は、紅葉実に爽やかで、今日はゆっくり見学させて貰いました。
朝から永観堂には行列が...檀家の一人としては、もう少し自分たちの場所であって欲しい...ようにも思います。 多宝塔からは、色付いた境内の向こうに、京都の街を望みます。 開門時にどどっと入っていった団体さんが、お堂の中を拝観されている内に、ひと気…
その後、不覚にも風邪か何か、御苑を歩いていたらクラクラしてきて、ダウンしてしまいました。
このイチョウは道に張り出すように枝を広げています。バス停のすぐそばですが、大きく剪定されてしまうことも、取り払われてしまう訳でもなく、ここにいまもあるのは、町の心の広さでしょうか。
本殿が綺麗になった菅原院天満宮では、いま井戸を掘削中で、イチョウとモミジの紅葉の前で、作業が進んでいるようです。 振り返れば鳥居越しに、京都御苑の紅葉が見えます。
蓮華寺の前を通り過ぎましたが、駐車場には溢れる車。あの紅葉を独りゆっくり眺めることは、もう出来ないのかと思うと、ちょっと寂しいような...。それで、喧噪とは縁のない、何とも静かで厳かな紅葉に触れたくなって、八瀬の山へとやってきました。 ここは…
今はひっそりとした杜若の池にも、鮮やかな紅葉が色を添えています。
社家の庭園の池にも紅葉葉が積もって、鯉はゆっくりとその中を泳いでいました。
ならの小川はやはり清らかに、陽を照り返して流れていました。 上賀茂の神の地も、晩秋の趣。...と、お昼時だったので、神社のすぐそばにある、今井食堂の鯖煮を頂いてきました。
日向大神宮の紅葉も、本格的な色づきとなって、不便な場所にも関わらず、観光客が来ていました。 静かに紅葉を眺めることも、もう難しくなってきたかも知れません。
金地院には徳川家康を祀った東照宮があり、その周りにも、控えめながら紅葉がありました。
水路閣も紅葉葉の向こうに。