京都紅葉2011

浄住寺

今年の紅葉巡りも、もうお終いのつもりでしたが、沓掛まで行った帰りに、浄住寺に寄ってみました。そこは一面散り紅葉で、紅い桃源郷と言ったところ。 ちょうどお寺の方がお掃除中で、半ばから上の参道は、すっかり掃き清められようとしていました。紅い紅葉…

京都御苑(再々訪)

先月末には紅葉盛りの姿を見せていたこの樹も、ほぼすっきりと散りました。明るくなった空と地面は、まさに冬模様といったところでしょうか。 まだ京の街に紅葉は残っておりますが、気分的にコレでおしまいとしましょうか...。

京都地方法務局のイチョウ

上京区の”区民の誇りの木”にも選ばれているこの大イチョウ。判り難い場所にありますが、今日の青空の下、鴨川越しに川端通りからも目立っていました。

天智天皇陵

大化の改新の中心人物・中大兄皇子=天智天皇で、即位されていた頃(668-672)の都は、お隣の近江大津宮でした。百人一首には「秋の田の かりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ」の歌も。陵の深い森の入り口に、もみじの紅が灯ります。 子供の頃には…

本願寺山科別院

山科別院のイチョウの古木2本は、既にほとんど散ってしまいましたが、その大量の落ち葉は、境内に初冬を描いています。 イチョウの黄色は、街に色の乏しくなる中で、ひとりまばゆく輝きます。

京都御苑・中立売休憩所

京都御苑の中立売休憩所には、あったかそうな薪ストーブが燃えていました。屋根の煙突から煙の上がるお昼前。

下鴨神社・糺ノ森

糺ノ森の紅葉もまだ...とか言う話も聞いていましたが、どんよりと枯れ模様。お疲れさま...と、銀杏紅葉は朽ち木を枕に。 昨夜は一日中晴れの予報が出ていたのに、今朝は午前中晴れるでしょう..と。結局ほとんど曇ってしまい、雨の降りそうな雲行きでした。

本隆寺(再々訪)

法要に訪れる方々も、きっとみな建物のうちにいて、境内は静まりかえるばかり。鐘楼の屋根には、瓦と銀杏の虎模様。 微かに聞こえてくるのは、読経の拍子。囲い込むような底冷えに、最後のもみじも、きりりと引き締まります。 再々撮っているタカオカエデは…

満足稲荷神社(再訪)

満足稲荷神社にもう一度向かいました。岩神さんのもみじも、今度はいっぱいに色づき、境内の一角を紅に染めます。 前回と同じような目線でも、かなり紅みが勝っていました。

嵯峨野

嵯峨野の風景もはや冬支度。 水が抜かれて芦原の広がる広沢池には、まだ色付き足らずのもみじの樹もありました。

直指庵

鹿ヶ谷から宇多野へと単車を走らせるうち、重い雲が嘘かと思うように晴れ上がり、爽やかな陽が差してきたもので、鳴滝を通り過ぎて奥嵯峨野へ。鬱蒼と暗いイメージの直指庵でしたが、軽やかな紅葉を見せてくれました。 複雑に広がる境内は、石段もほとけさま…

安楽寺

今秋の一般公開は終わりましたが、散りもみじが石段を染めています。銀閣寺、法然院と続く鹿ヶ谷の通りも、今朝はすっかり人通りも絶えて静かに。

仁和寺

若いお坊さん達は、境内の何れかのお堂にでしょうか、献花に行かれた様子です。五重塔を前にして、一瞬陽が差してくれました。 御殿を出たらやっぱりまた曇り。ですが、紅葉の盛りは過ぎたとは言え、金堂の周りには、様々な色の風景がありました。 観音堂前…

仁和寺御殿・書院の紅葉

雨も降りそうな勢いだったので、そそくさと帰ろうとしていたら、急にまた陽が差して、行きそびれていた仁和寺へ。皇室とゆかりの深い“御殿”の書院前で、もみじが散り半ばの華を咲かせていました。

松ヶ崎大黒天

薄日が差してきて、散り激しい石段の向こうに、松ヶ崎の町並みも明るく。 ちょっと陽が差したと思ったら、また雨でも降りそうなくらいの重い空。大黒さんの明るい笑顔も、ちょっと曇りがち。

蓮華寺

最近あまりに人が多く、遠ざかっていた秋の蓮華寺。久しぶりに訪ねた朝は人が少なく、何年かぶりの静かな紅葉名所がありました。残念ながらご住職はおられませんでしたが、以前よく来ていた私に奥さんが気が付いてくれて、ひとしきり楽しいお話が出来ました…

清水寺・夕景

夕方はほとんど写真を撮らないのですが、思い立って清水寺に日没を見に行きました。真横から差すような陽に、もとより絢爛な三重塔が、更に鮮やかな色を纏います。 本堂前の紅葉は色付き極まって、輝く紅い波濤のよう。遙か西山に没する瞬間、夕日は京の街を…

広沢池・鯉揚げ

秦氏が嵯峨野開墾の折、用水池として作ったとも言われる広沢池では、水が抜かれ、先週末から冬の風物詩『鯉揚げ』が始まりました。春から秋は一帯の灌漑に使い、その間に育った魚を狭い部分に追い込み、すくい上げて師走に売られます。ちなみに鯉・鮒ともに…

衣笠山

宇多天皇の「真夏に雪をみたい」という願いに、白絹をこの山に掛けて雪山に見せたという故事から、衣掛きぬかけ山とも呼ばれる衣笠山も、今はまばゆい紅葉の山。龍安寺、仁和寺へと続く一条通は”きぬかけの路”と呼ばれています。

成願寺

旧街道の商店街に、不意に現れる真っ赤なもみじ。観光寺院ではないので、お邪魔にならぬよう...。

等持院

方丈前のもみじは、大変美しい散り姿を見せています。 等持院の名は足利尊氏の戒名よりとったもので、霊光殿には足利歴代将軍の木造が安置されています。庭園は開山・夢窓国師によるもので、池には紅葉が輝いています。

龍安寺

混雑する週末も過ぎたので、晴れた朝に龍安寺へ。少し出遅れましたが、それでも少し静けさを取り戻したように思えます。思えば10年くらい前には、紅葉時期といえども少し穴場なら、今ほど混んでいなかったような...。 掃き清められていなければ、きっと散り…

本隆寺(再訪)

本隆寺の散りイチョウの下で、母子の楽しそうな小春日和。女の子は何か発表会でもあるのか、ドレスで”おめかし”して、イチョウの精のよう。 西陣で、黄金色と深紅の織りなす綾。 私の大好きなタカオカエデの大樹も、かなり色付きを増して迎えてくれました。

大将軍神社

大将軍神社では、紅・緑・黄の三色が、青空の下にありました。 御神木の大イチョウは、上のほうの葉が少ないものの、まだまだわんさと葉を残しています。

満足稲荷神社

大きなクロガネモチの御神木の影で、まだ色付き半ばのもみじ。岩神さんの頭の上で、緑から朱のグラデーションを披露しています。

粟田神社(再訪)

日曜日は家に籠もりたいところですが、久しぶりの晴れ間に、そろそろと市内の静かなところを選んで出掛けます。まずは粟田神社に再訪。 拝殿前のモミジも盛り過ぎまで色付いて、境内には散りモミジの彩りも。 参道も鮮やかに色付いて、人待ち顔の日曜の朝。

中尾山宗蓮寺

残念ながら拝観謝絶の宗蓮寺。きっとカメラマン達が荒らしてしまったんでしょう。ずいぶん以前に友人と訪ねた際は、ご住職直々に、入れて頂いたこともありました...。まぁそれでも、門前からの風景を見るだけにここまで走っても、納得の光景がありました。

中川八幡宮

帰り道は周山街道へ。北山杉の里・中川の旧道を辿ると、村の鎮守の八幡さまが、黄色いモミジに染まっていました。

桃源山地蔵院

京見峠を越えて、静かな杉坂の谷あいに、ひっそり佇む永観堂の末寺が在ります。既に紅葉は盛りを過ぎて、鮮やかさ・華やかさは褪せていましたが、晩秋の侘びがほんのりと漂っていました。 紅葉を前に、なぜか山頭火の句碑。『音はしくれか』(音は時雨か)と…

本願寺岡崎別院

親鸞聖人が比叡山を下りた後、また越後への流刑より帰京した後に棲んだのが、この地にあった草庵だとか。その後「親鸞屋敷」と呼ばれたこの地に、江戸末期に建てられたのがこの岡崎別院。ここにも大きなイチョウがあり、お参りされる信徒さんたちを見守って…