東寺の五重塔と同志社大学のクリスマスイルミネーション

今日は二つの光を撮ってみました。

東寺の五重塔はライトアップされていて、その手前・九条大宮の角には、まだ銀杏紅葉が黄金色に照らされています。弘法大師空海によって建てられた五重塔。けれどその後四度焼失し、現存の塔は五代目。この五代目五重塔の再建には、徳川家光が力を尽くしたそうです。そう”家光”が一つめの”光”。
 
 
 

こちらは同志社大学今出川キャンパスのクリスマスイルミネーション。
二つめの”光”は、今日12月6日が忌日となる島津久光。久光と同志社になんの関係が?と思われるかもしれませんが...。維新前夜、禁門の変の年、1863年文久3年)島津久光公武合体を進めるべく上洛。その際、上京区相国寺南に新しい薩摩藩邸を建てます。明治維新後にその土地を得て、新島襄がここに創ったのが同志社英学校=同志社大学の前身なのです。
今年は今出川キャンパスが工事中のため、工事のフェンスが邪魔して、眺める場所が限られますが、高さ23mの大きなヒマラヤスギに架けられたライトは、今出川の冬を照らします。
 
 
 
 
 
ちなみに...徳川家光ではなく...徳川光圀も今日が忌日。光圀は『水戸黄門』の寓話としては、全国漫遊していたことになっていますから、京都にも何か”光”があるかと思いがち。でも実際にはほとんど関東一円から離れたという記録が無く、残念ながら京都には縁ある場所が見つけられませんでした。