京都紅葉2014
こんな散りも良いかもと... 今年もこれでお終い
三週間ぶりに来たら まだ紅葉残る 惜しむように ゆっくりと廻る庭
街のただ中に 池の風景 京都タワーも ちょっと覗く 水辺の彩り 意外と奥深く 誘われる
やっぱり陽は良い 陰だって 明るいでしょう
ハレの陽
晴れたら お掃除 水も澄む 夏には睡蓮の池 いまは紅葉
京都市内に戻ってきても 陽は翳ったまま 人は多く 奥へと下がって 観る
限定の 貴重なもみじ 実験的住宅に 眺めの良い部屋 帰りかけたころ 少し陽さして
時にまた 強く降るなか
はじめまして 雨の中 なかなか止みませんね
城郭冷え お堀静まり 門黙す
池端の宗教施設に 紅葉を観る
紅葉の馬場は 名の通り 小倉山は山号 紅葉に染まる門 奥にあるのは茶室か書院か ぼんやり座ってみたいもの 本堂裏に整備された庭 残念ながら28年9月までは観られません 鳳凰さんも居たんですね 深く深く 秋へと沈む
朝陽に深紅 小倉山も色濃く紅葉
まだ開館前の人気のない 特徴的なエントランス
第二の無鄰菴は やはり小川治兵衛の作 紅葉・石・水 食事客でなくても一応見学できると ちょっと申し訳ない気分
忘れ去られそうな碑が 紅葉に隠されて 白川の流れ 御殿車を回した流れ
急坂に隠された地 紅葉山 ひっそりと ただひっそりと
鳥居もかすむ 秋の色 菊も負けじと 登る道 あがる息
誰も誰も
いつもとは逆から見る 紅葉の参道 影に 風はこぶ 晴れに 陽を落とす
燃える紅葉の 奥に真如の塔
萩の寺にも 秋は来にけり
また少し晴れ 色取り戻す 踏み進むのが 申し訳ないくらいの庭
曇り空に色浅く それでも
もうなんだか興奮するほどの 紅葉の綾 巡ればここも 方丈の床に 秋映える
また紅葉の 一日の始まり 法堂前の広い庭に 落葉の景色 法堂にもかかる紅 水道橋あたりも 秋深く
雨の夜に 阿弥陀さまに迎えられ 紫雲の庭 池をめぐる 庭の深い懐から 帰り道も あかあかと さて去らん
参道は落葉 まだ半ば 開山堂も もみじのむこう 仏の世界 金堂も 雨に沈む 木の根も 石段も 足をとられぬように
一歩 進めば ありったけの 栂尾