旭に覚める 賀茂のお社 西の手水社 日の陰にはまだ 緑のこる

NHKの連ドラ『朝が来た』のポスター 撮影場所はおおよそこのあたり 日の出からの人の出に びっくりぽん！や いつもの お気に入りの場所 落ち葉の間の流れのあとは 雨の流れか人の径 あるいは風の往ったあと

ひっそりと満天星 はらりともみじ 夏には半夏生生い茂る庭も 今は苔のみ 随分と印象が違うもの

木末も苔も 錦を振りまかれ 廊下にまで落葉 また誰かがどこかで 訳知り顔で 雨風に紅葉は散って... なんて戯言を話すのでしょう 生き物はそんなに”ひ弱”じゃないですよ 境内もお堂の中も 撮影可というのは珍しいこと 広い境内にも 散りもみじ 艶やかに

マンション問題以来初めて でも意外に変わらぬ風景 萩の葉も黄色く

時代劇で良く見るお堂 晩秋に染まる 住宅地のお寺にも 侘びの光景 晴れ続きの陽射しに

ひっそりと 紅葉盛り なかなか...

ここにもまだ 秋の香り 朱と黄の饗宴 曼殊院から 鷺森神社へ抜ける小径で

鷹峯・鷲ヶ峰を望む庭も 秋終盤 水面の映る紅葉に 劣らぬ日陰の満天星 少し佗しい散りも 静かならではの味わい 人出の○○院さんとか xx堂さんとかでは 周りが煩くて...無理かも

小さな紅葉の木 真っ赤っか 参道の彩り

今度は池周りが色づいた一言寺 朝陽は森が遮って 少しだけ 賓頭盧さんも 眺める光景 ヤマモモも元気

門前のベンチ 頭上に緋毛氈の敷かれたよう

錦の参道を ゆっくりくぐる 狛鹿さんも お目々キラリと

全山みごとな 紅葉盛り 紅葉には負けないよと 大樟樹も吠える 青い空 背後からも 紅葉のかかる境内

今度こそ 無理やりではない鮮やかさ 仏さんも 眩しかったり寒かったり

今日いちにちだけの一般公開 建築家藤井厚二による第５実験住宅は オール電化に地熱空調 90年前とは思えない驚きの先進性 そしてハイデザイン 立ち去りがたいものの 人出がどんどん 仕方なく 中からは撮れないので ちょと覗く

寒い夜には寒いなりの 密かな楽しみ 遠くからは気付かぬほどの 幽かな灯り

丘の上の空気を 深く吸い込む そして ゆっくりと吐き出す

もう一歩だけ踏み込もう 見逃さぬように 開けた視界に 目を閉じてみる それは 神のまにまに

香りあり余る苑 瓢箪で 鯰を捕らえる...と

もう少し 頑張りましょう 境内をそぞろ歩く それだけでも

紅葉を求めて 猿を逃さぬように

ふらっと 目も眩むような日

抜ける空 抜ける道 天も地も もみじまみれ

普賢堂 もみじ晴れ

クロマ高い朝 苑より望む

今日は京都鉄道博物館のプレス内覧会 湘南電車や0系新幹線 茶色のEF52や朱色鮮やかなDD54などに 心躍るひとときでしたが... その前にちょっと間近のもみじを

ちょっと無理やり 紅葉の境内

参道から 錦水亭あたりへ 拝殿に近づけば ここもまた 錦景苑などは もちろん

平安の庭 厳かなる錦