どこか行こう..とは思ったものの
人の多い紅葉名所なんかに行くことはできず
もう遅いかと案じながらも山へ
誰もいない八瀬天満宮を訪ねてみました
もう様々な紅葉が半ば以上落ちていて
残る葉がわずかに秋色で境内を照らしています
もう冬の色濃くなった山里で
静かに残る秋を味わいます
どこに行っても同じような絵を撮ってしまう
それは紅葉終盤の定番
そして冬の低い陽の為せること
その陰日向の明暗は
わずかな時間で刻々と変わっていきます
落ち葉が埋め尽くす地面は
凸凹も小石も隠していて
何度も転びそうになりながら
ようやく段を登ります
枝に残る葉もわずかに
もうこの樹は冬支度もほぼ済み
大祓えや初詣に訪れる里の人を待っています
お参りで上る石段には
多くの落ち葉が積もっていますが
本殿に上る階段には
僅かな落ち葉
私たちの上る処ではありません
もう石段もその外側も地面も
樹の根の勢いには抗うことはできずに
どんどん地続きに
境が無くなって来ています
元々水中専用設計のため
このレンズの周辺はとろけるようにボケてしまいます
葉を落とし枝ばかりとなった樹々の姿を
儚げに写しとってくれます
今日は水陸両用カメラ ニコノス用のレンズ3本で散策
35mmと80mmはライカMマウントに改造の上
レンズ前面の保護ガラスを外したもの
元来水中専用の20mmはEOSのRFマウントに換装
いずれも暇が為せる私製バージョン
この3本で歩いて見て思ったのは
こういう風景を撮るよりも
少し荒んだような”いつもの”街撮りのほうが向いていそうな事
それはまたの機会に
わざわざライカMマウントに換装しているのは
ヘリコイド付きのマウントアダプターで被写体に近寄れるため
35と80は簡単にできましたが
20は無理そうだったので直接RFマウントに換装しました
フォーカスと絞りの操作ノブを敢えて斜めに配置しているのは
好みの問題と色々干渉してしまうため