ときのはざま...

ふらっと岡崎

いつもの府立図書館

今朝は晴れていて放射冷却が激しく残るも

冬陽はその陰影が綺麗

 

 

 

 

 

 

CANON AC 35-70/3.5-4.5 @ EOS RP

今日のお供は1985年キヤノンがEOS前夜に発売した

マニュアルフォーカスマウントでAF化したT-80の

専用標準ズームレンズAC35-70mm

こんな趣味でなかったら「何のことやら...」でしょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CANON AC 35-70/3.5-4.5 @ EOS RP

なにもわざわざこんなレンズと出かけることもないのに

最近はこうで無いと出かける気にもならず

といっても”いつもの道”から

僅かに逸れて寄っただけ

わずかに残る樽型の歪曲収差は

意匠に温かみを加えてくれているようです

 

 

 

 

 

 

 

 

CANON AC 35-70/3.5-4.5 @ EOS RP

昨日から急に冷え込んできた空気は

かなり澄み切ったようす

まだ濁ってはいない眼を通して

スンっと掌に落ちてくるよう

 

 

 

 

 

 

 

 

CANON AC 35-70/3.5-4.5 @ EOS RP

洒落たギボシは長年の風雨で表面は鈍くなるも

その造形はちっとも廃れることもなく

少し翳った冬の陽にさえ

自信ありげにニヤリと笑ったような半艶

 

 

 

 

 

 

 

 

CANON AC 35-70/3.5-4.5 @ EOS RP

今日は休館の月曜日

開いていれば窓の奥に橙色の照明が見えるはず

暗い館内はその分だけガラス窓を鏡にして

冬枯れの街路樹を映してくれます

 

 

 

 

 

 

 

CANON AC 35-70/3.5-4.5 @ EOS RP

せっかくクリアなレンズなのに

気分はすっかり濁っていて

それを通した風景はざらざらとした物になってしまいます

 

 

 

 

 

 

 

 

CANON AC 35-70/3.5-4.5 (1985~) w. T-80

35年以上前のレンズはクリアで

コロナ禍の中で手に入れた時には一瞬カメラも動作していました

今はもうAF動作を見ることもできませんが

かと言って動作するものはとても高価で手が出ません

不便な前端のフォーカスリングを回しながら

街撮りをするのが沼のヒトの楽しみ