時代を渡る...

ほんとうは別のものを目指して五条通を西へ

でもふと目に止まった歩道橋

最近めっきり減ってきましたようすで

今のうちに記録しておこうかと...

 

 

 

 

 

 

CANON FL 50mm 1.4 (0) @ EOS RP

最近撤去されるケースが増えてきた歩道橋ですが

車通りの多い五条通には今でも意外と生き残ってます

北側にはレトロな雰囲気を生かしてリノベした

洒落たテナントビルがあって

この歩道橋もその雰囲気作りに一役買っているように思えます

 

 

 

 

 

 

 

CANON FL 50mm 1.4 (0) @ EOS RP

鉄骨の構造物が好きで

街ナカでこんなモノを撮っていると

怪訝な顔で通り過ぎる人も

しかも小柄なオールドレンズと”お安め”のカメラボディとでは

あんまりマニアっぽい説得力も無いよう

 

 

 

 

 

 

 

CANON FL 50mm 1.4 (0) @ EOS RP

朝方には天気雨も降りましたが

冷たい空気にも陽差しが暖かかくて

冬らしくない気分

空も暖かそうに晴れやか

 

 

 

 

 

 

 

 

CANON FL 50mm 1.4 (0) @ EOS RP

もう結構サビや傷みも見えていて

これだから取り壊されたりするんでしょうが

これくらいの経年変化は

許してやって欲しいものです

 

 

 

 

 

 

 

 

CANON FL 50mm 1.4 (0) @ EOS RP

写真を撮っていると意外と”奇跡の瞬間”が在って

車通りの多い五条通にも

赤信号でもないのに車の途切れる瞬間がありました

 

 

 

 

 

 

 

 

CANON FL 50mm 1.4 (0) @ EOS RP

こういう飾り気のない構造物に

何やら心動かされるものがあって

ついついレンズを向けます

ただ..標準レンズで切り取るのは意外と難しい

 

 

 

 

 

 

 

CANON FL 50mm 1.4 (0) @ EOS RP

珍しくも無いはずのこんな歩道橋からの風景も

もう見ることも少なくなりました

五条通の奥の奥には

紅葉の清水寺も見えています

ビル影の街灯は

昼日中にも関わらず”ぽん”と点っていました

 

 

 

 

 

 

 

 

CANON FL 50mm 1.4 (0) w. PELLIX (!) mfg.1965

1965年発売の初期型FL 50mm 1.4と同じく初期型PELLIX

共に翌1966年にはそれぞれ改良型のI型とQL型に更新され

とても短い運命となってしまいました

このFL50/1.4初期型は一部で”アトムレンズ”と呼ばれる

当時高屈折率且つ低分散を目指して放射性元素”トリウム”を含む硝材を使ったレンズ

放射線のせいでレンズが褐変していたりしますが

自然界に存在する放射線と変わりないレベルですので

勿論人体への影響も極く僅かで無視出来るものと考えます

それに...開放では少し甘いものの上のはf2.8

古いですが“ちゃんと”写ります

 

 

 

 

 

キヤノンのFLシリーズ50mm1.4は

キャノンの公式ミュージアムサイトでは

1965年に初期型_1966年にI型_1968年にII型となっていますが

初期型(ここでは0型)は画像も掲載されておらず詳細は不明のよう

旧レンズマニアのサイトでも製造ナンバーの範囲は明記されず

おおよそ20000番辺りでI型に切り替わっているよう

この18000番台のものは後玉が褐変していて

多分アトムレンズである初期型のようです

0型とI型の違いについては後々記載したいと思っています