新しいレンズの力はエライもので
ここまで鬱気味なモノが出掛ける気になって
ベタですが京都駅ビルへ
日暮前にどこかに行くのは
写真を撮る人には珍しくもないことでしょうが
物臭な私には珍しいこと
翳り始めたビルに夕陽さす京都タワー映る
コロナ禍後はずっと混雑している駅
オーバーツーリズムなんて問題も良く聞きますが
市民にはそれは本当に深刻なもの
キャパが足りません
1/2秒でもブレないのはありがたい
大階段側ではなく東側エスカレーターを上る
今度は1/2秒をブラしてみる
屋根などの構造を思い切り取り込める画角が嬉しい
あまり考えずに馬鹿になった気分で
線を引いてみる
一枚目からほんの少し経っただけで
早くもタワーに差す陽は弱ったようです
タワーと屋根を同時に取り込む
この四代目駅ビルももう四半世紀
平成の不景気とコロナ禍
それにオーバーツーリズムを見て来た大きな空間
前の駅ビルはいま思えば寂しいものでした
設計は原 広司(はら ひろし)
梅田スカイビルや札幌ドームを設計した人物
隅々まで複雑なラインが「これでもか!」と潜んでいます
さらに少し暮れてきて
空中径路から見る京都タワーもライトが占めます
何だかんだ人の途切れない空間
歩き回るのも結構疲れてきてしまいました
エスカレーターに身を任せ
徐々に帰り途へ
空と駅との間には...
暗がりに横たわるコンクリートと鉄骨の塊が
鈍色に冷え込んでいます
高所から差しおろす照明が
キリキリと螺旋状に...ではなく
少しぼんやりと人混みの空間を照らしています
駅ビルを出てすぐ
初めての観光客はこの光景を見るわけで
実は行く方が判り辛いのではないかと危惧します
タワーだけが判りやすいランドマークですが
それをどう見て進めば良いのやら...
私はこの先バス停へ
ゆっくり揺られて帰ります
先週は新しいレンズの補正プロファイルが未だ無いと言ってましたが
今日はもうアップデートされていて
速攻の対応に感謝感謝