京都府開庁記念日・東町奉行所跡

          
大政奉還(1867,11,09)からまだ間もない慶応4年(1868年)閏4月29日、新暦で言うときょう6月19日、この地に京都府庁が開庁し、京都府が発足したようです。ここは元々江戸時代『京都東町奉行所』が置かれた場所で、この年の1月に廃止されて『京都裁判所』*1と改められたものを、この日から『京都府庁』としたといいます。今は二条城の南、押小路通りに面したNTTの敷地に、東町奉行所跡の碑があるのみです。
 
 
 
 
 
 
すぐ近くの中京中学西南には『西町奉行所跡』の碑が建っています。
同じくこの中京中学の東南には『二条城撮影所跡』の碑も。ここは明治43年(1910年)開設の、京都最初の映画撮影所で、以降大正・昭和初期まで、日本映画発展の一翼を担ったと言います。
 
 
 
 
それでは現存、実用中の『京都府庁旧館』を。
 
(2009,03,29撮影)
皆さんご存じの今の京都府庁旧館は、明治34年(1901年)に完成したもの。
 
 
 
 
 
(2010,03,27撮影)
ここの空間が好きです。
 
  
 
 

*1:ここで言う裁判所は、現代の裁判所とは異なり、町役場・警察機関のようなものだったよう。