引揚記念公園

 
京都市内からそれなりの距離を走らないと行けないので、そういう意味では気合いを入れて来ましたが、それだけじゃなくって、ただ桜を観に来ただけの想いでは、なかなか軽くは歩けない場所です。まずこれら桜一本一本がそれぞれに、戦場であったり抑留地であったり、あるいは兵学校や看護学校だったりの、生存者の方々の会の記念植樹*1なのです。その桜に囲まれた道を丘へと上ると、舞鶴含め十の港に引揚げられてきた方々、それに引き上げられずに異国で亡くなった方々の「望郷慰霊の碑」があります。桜には思いを込めた詩歌の短冊が掛かっているものもあり、それらを見ながら歩くだけで、この連休に何かを想うきっかけになりました。今日は特に引揚記念館の「八重ざくら観会」*2が催されていて、桜並木を降りてくる道すがら、オカリナでの「The ROSE」*3が風に乗って聞こえてきて、思わず息が詰まる思いでした。記念館の展示も心にしみました。私の家族も戦時中の上海租界に居た..と言う繋がりからかもしれませんが....。

*1:引揚関連団体の記念植樹100本

*2:明日27日も催されます>詳しくは引揚げ記念館のサイトへ http://www.maizuru-bunkajigyoudan.or.jp/hikiage_homepage/next.html

*3:いい曲ですよね...歌い手がよければ泣けるかも...最近中島美嘉のLive映像を手に入れた処だったので、今日のシチュエーションでは、余計に感じ入ってしまいました。