御陵駅・地下鉄の運休・台風18号

三連休というのに、先日運用が開始されたばかりの、大雨『特別警報』が朝5時5分に発令され、携帯からの耳慣れぬ甲高い音に、たたき起こされた今朝。いつも往き還る道の周りを、レポートしてみました。

御陵駅で線路が冠水したため、京都市営地下鉄東西線は、烏丸御池駅小野駅間で、京阪大津線京津線・石坂本線全区間で、朝から運休していました。駅まで来て初めて知った方も、ちらほら...駅員さんが対応されていました。
名神高速も通行止めと聞き、京都東I.C.に行ってみようかと思いましたが、三条通り(府道四宮四ツ塚線:旧一号線)の東行きは、後ろは河原町三条に至るまで大渋滞中で、ちょっとやそっとでは近付けませんでした。
 
 


今朝9:30時点の高速道路情報(黒い部分が通行止め)
日本道路交通情報センターのウェブサイト『道路交通情報 NOW!』より
 
 
 
 
 

鴨川大増水・台風18号の嵐


上の写真は三条大橋から、四条方面を眺めたもの。午前8時15分頃。
普段”カップルが等間隔で並ぶ”と有名な、穏やかな土手の部分は、いまや茶色の波に呑まれ、四条に近付くにつれて、それは完全に濁流の下。名残の川床の骨組みが、流されないかと心配です。
 
 
 

川床の下を流れている『みそそぎ川』を渡る、小さな橋の石造りの欄干が、ぽっきりと折られています。土手の芝生と共に、最近整備されたものですが、もったいないことになりました。
 
 
 

三条大橋から上流を見るとこんな感じ。元々こんな川かと思えるような...でも本来このすぐ下は、散歩の出来る広い土手で、川幅(水流の幅)は今日の半分もありません。
 
 
 
 


轟々と、勢い重く流れていました。
 
 
 
 
 

嵐に沈みそうな渡月橋・台風18号


九時前の時点で、既に渡月橋周辺の道路は冠水し、渡月橋には近付けませんでした。三条通りが罧原堤と同流するあたりから、渡月橋を遠望したのが上の写真。普段なら、その橋脚がほぼ足もとまで見えているのに、路面と欄干を残すのみ。
 
 

よく見ると、高架道路を降りてきた『清滝道三条』交差点あたりは、道路もかなり大量の水の下であることが判ります。撮影者も多い土手も、土砂に洗われています。
 
 
 


目の前は三条通り。左手の柵の外が桂川です。
 
 
 

左奥が中ノ島橋(=嵐山公園・中ノ島地区と、阪急嵐山駅方面を繋ぐ橋)ですが、こちらも既に濁流に呑まれそうな状態。橋の右手には、中之島公園があるはずですが、冠水のために土手や地面は見えず、東屋が浮いているように見えます。連休で稼ぎ時というのに、これではかなりの痛手です。時代劇のロケも、しばらく無理かも...。
 
 
 

いつもは静かな桂川も、こんなに荒れ狂っていました。
中之島にある料亭や土産物店は、無事なんでしょうか?
 
 
 

三条通りはこれ以西渡月橋方面は冠水中で、警察が罧原堤方面へ折り返すように規制中。