2011-07-09から1日間の記事一覧
河原町御池の現『京都ホテルオークラ』あたりは、旧長州藩邸の跡地。そこから鴨川にかけては、長州藩関係者の邸宅があったようで、今も木戸孝允(桂小五郎)の旧邸の遺構(=離れ?)が残ります。 建物に関しては近衛家下屋敷を下されたものとも言い、公家邸…
大寧軒のお向かいに、南陽院という塔頭があります。拝観は出来ませんが、門前に可愛い蓮が咲いていました。 もうお昼を過ぎていましたが、門の影に在るおかげか、静かに朝の空気。
元々は南禅寺の塔頭『大寧院』だったここは、明治の廃仏毀釈の煽りで廃寺となり、最近まで民間の所有となっていたよう。現在の庭は大寧院跡に明治末期に作られたもので、琵琶湖疏水の水を使った池泉回遊式とは言っても、植治の作ではなく、茶室『環水庵』を…
桜花の季節に紹介した駒井家も、この夏の旅企画で公開されています。昭和2年に建てられたこの邸宅は、近江八幡での活躍で有名なヴォーリズの設計によるもの。主の京都帝国大学理学部教授の駒井卓博士は、主に奥さんの意見を取り入れて設計してもらったそう…
夏場は長期休館となる並河七宝記念館ですが、今日から第36回『京の夏の旅』で特別に公開されています。 もちろん七宝に関する展示も見事なのですが、やはり『植治』こと七代目小川治兵衛による庭園は見物。琵琶湖疏水を活かした池泉庭園を数多く手がけた植治…