天智天皇陵(御廟野ごびょうの古墳)


ゆうべNHKスペシャル遷宮第1回伊勢神宮〜アマテラスの謎〜』を見て、初めて知りました、天智天皇陵がここに在るワケ...天智天皇の娘である持統天皇は、日本最初で最大の都『藤原宮』を造営し、その真南に先帝であり夫の天武天皇陵(=野口王墓。後に自らの王墓ともなる)を、真東に伊勢神宮を、そして真北のこの地(現山科区御陵)に、父である天智天皇の陵墓を置くことにしたと言います。
子供の頃はよくここで遊び、もう『そこにあること』が当然に思えていたので、何も疑問に思いませんでした。いまにして思えば...平安京以前に、しかも天智天皇が造った「近江大津宮」ではないこの地にあるのは、やはり何か理由が無いと不思議ですよね。
 
 
 


いっとき天気雨も降ったあと、暖かく晴れた今日。でも廟の前には雪も残ります。
 
 
 

まっすぐ南へと延びる参道。藤原宮跡はこの55km先に。
 
 
 

初めて漏刻(ろうこく=水時計を設け、時刻の制度を整えたことから、時計の始祖とされる天智天皇。陵の前には日時計が置かれています。