龍安寺

 

 
混雑する週末も過ぎたので、晴れた朝に龍安寺へ。少し出遅れましたが、それでも少し静けさを取り戻したように思えます。思えば10年くらい前には、紅葉時期といえども少し穴場なら、今ほど混んでいなかったような...。
 
 
 
          
掃き清められていなければ、きっと散り紅葉の鮮やかな石段でしょうが、たくさんの庭師に支えられているのです。
 
 
 
 
方丈の表裏...どちらも紅葉に華やいでいます。
 
 
 

鏡容池まで来ると雨となり、今日一日中晴れたり降ったり、空に振り回されました。
 
 
 
 
 

広沢池・鯉揚げ


秦氏が嵯峨野開墾の折、用水池として作ったとも言われる広沢池では、水が抜かれ、先週末から冬の風物詩『鯉揚げ』が始まりました。春から秋は一帯の灌漑に使い、その間に育った魚を狭い部分に追い込み、すくい上げて師走に売られます。ちなみに鯉・鮒ともに千円@kg、えび・もろこは三千三百円@kg也。
 
 
 
     
めまぐるしく変わる空模様。いっとき晴れると、山に池端にもみじが映えます。
 
 
 
         
嵯峨野の耕作地脇に、なんとコスモスが咲いていました。夏から秋にかけて咲く花が、師走に咲いているとやはり気になってしまいます。
 
 
 
 
 

清水寺・夕景


夕方はほとんど写真を撮らないのですが、思い立って清水寺に日没を見に行きました。真横から差すような陽に、もとより絢爛な三重塔が、更に鮮やかな色を纏います。
 
 
 

本堂前の紅葉は色付き極まって、輝く紅い波濤のよう。遙か西山に没する瞬間、夕日は京の街を浮かび上がらせました。