学校の桜シリーズ。今度は兄の母校だったりします。長い坂を上って疏水を越えたところ、山科盆地を見渡すような校地に、ヤマザクラが咲きます。 坂の途中、グラウンドのあたりの桜の風景。

疏水沿いはどこも桜の美しい場所。センスのいい公共工事は、昔から人の寄る処と成るのですね。 青い空の下、桜に菜の花、そして水がなす風景。

疏水がトンネルをくぐっている区間も、山を迂回するように遊歩道は続いていて、そこに親子の集まる公園があります。地面は少しぬかるんでいるけれど、こども達は元気に走り回る、桜の下。

旧東海道からも、疏水からも少し奥まって、至って静かなところです。山科にいながら、今回初めて訪れました。

京の六地蔵のひとつ、山科地蔵・徳林庵の六角のお堂に桜。こちらのお地蔵さんは最近のものでしょうが、お堂の裏でちょっと寂しそう。 十禅寺へ向かう道も、散り始めた花びらのじゅうたん。

六角堂では初めてのライトアップを拝見しました。各所には生花・アートが作られて、雰囲気は「いけばなの発祥地」然り。有名な「縁結びの六角柳」も青々と照らされています。 御幸桜もまだ散らずに満開で、六角のお堂の前、見事に輝いていました。

線路沿いの桜並木は満開ですが、雨降りで今夜の撮影は諦めていました。七時過ぎに雨がいったん上がり、それじゃぁ..と寄ってみました。 終了間近になって、また降り出した雨。いっそもっと降れば、いい絵になったかも知れません。

桜に緋毛氈は日本の美感。ですがブルーシートはどうでしょう。一度シラフで考えてみてはいかがでしょうか。私は“光害”あるいは“色害”だと思っています。 円山のしだれ桜は、もう本当にみるのが悲しくなるような姿。人に苛められ、カラスに傷つけられ...です…

昨日は近くで大変なことがありましたが、ここは普段通りの春。 境内を奥へ抜ければ、すぐそこは円山公園。

白川に掛かるこの石橋は、古いですが現役で、普段から車通りの多い橋。ここの町名も石橋町と言います。

東山ドライブウエイから、将軍塚へと向かう分岐点。紅いしだれ桜が寄り道を誘います。このドライブウエイは、過去に走り屋が出たため、いまもバイクの通行が出来ず、不便この上ないところ。昨日のようにバイクで廻っていた日には、立ち寄ることが出来ません。

大日堂の展望台からは、京都の町並みだけでは無く、将軍塚の眺めも良いです。飾りの無い塚ですが、いまはほんのりと桜が彩ります。

山の上で少し気温も低く、開花の遅い大日堂の庭園でも、ようやく桜が満開近くなりました。桜の勢いに押されて、お堂が小さく見えてしまいます。今年の夜間拝観は八日で終わっていて、ちょっと残念だったよう。 展望台からは市内の桜が遠望できます。曇り・霞…

京阪藤森駅近くの疏水端の、桜並木のライトアップに。駅の改札を出たら直ぐの好立地で、しかもそばに飲食店もあるので、もっと人出があると思いましたが、静かなお花見が出来ました。ちょっと広報不足かも。 この辺りは流れも緩やかで、水面に映る桜もくっき…

お昼を過ぎて、快晴なのに黄砂のせいか、少しずつ空も白けてきました。風景も気分も非常に乾燥した状態。走る元気も半ば失せてしまい、もう今日の桜巡りはここまで..と、最後に来たのは神光院。特別ではないのですが、かなり気分のいい風景です。

親子が集う遊び場で、桜も満開で...でも、なんかちょっと寂しい気持ちになる風景。こちらが独り巡りの途中からかも。そういえばこどもの頃、一度だけ入院したのですが...その前日にここに来て、ここのせいではないのですが、急に体の調子が悪くなってしまい…

久しぶりにこの桜の満開姿を見ることができました。走り疲れていても、少し元気付く晴れやかさ。大きなヤマザクラは、ソメイヨシノのような華麗さは無いですが、その上向きな枝ぶりは、生命の息吹を感じます。

秀吉が茶の湯に使ったと言われる『豊園水』。いまでもこんこんと湧き出て、学校の前に小さな流れを作っています。満開の桜も、その姿を湧き水に映していました。

お昼の太陽を浴びて、すくすく伸びるのは、しだれ桜もこども達もいっしょ。もっともっと元気に。

歴史を秘めた校舎に、高瀬川の桜並木が映えます。立誠小学校跡ではこの週末まで「福島と京都。アートで希望つなごう」という『FUKUSHIMA ART プロジェクト』が開かれているようです。こちらはちょっと急ぎの道中でしたので、覗いては来れませんでしたが、皆…

一昨年整備された先斗町公園で、ご婦人が懐かしむようにブランコを揺らしています。新たにしだれ桜も数本植えられましたが、こちらの桜は昔と変わらぬ姿で、訪れるヒトを迎えていました。

ずいぶん前は、もう少しオープンなスペースにあったと記憶しています。いまはすっかり片隅になった場所で、しょげてしまったかと思う桜ですが、駐車場の奥で、それでもしっかり元気に花を咲かせています。

先日知人が訪れた際には、中国人の大勢の団体が居て、騒がしかった..とか聞きました。ここもそんな場所になってしまったのか..と残念に思いましたが、今日はまた、それが嘘に聞こえそうな静けさのなか。

『狛犬』ならぬ『狛ウサギ』で知られる岡崎神社。緑が鮮やかになるなか、ウサギの目のように紅い桜が、ひっそりと咲いております。

交通神社の桜も満開。今日は京都で大きな事故があったようで、これを書いている時は何ともいえない気分。急いで廻る桜巡りでも、不幸なことにならぬよう、落ち着いて行きたいものです。 追記：元はNHK大河ドラマ「平清盛」で、松雪泰子さん演じる美福門院が…

五大力さんと呼ばれている准胝観音（じゅんていかんのん）堂の、表からは見えにくいところにある桜が満開で、観音様の為にだけ花を咲かせているよう。

聖護院のしだれは散り半ば。今度は門を挟んだお向かいの桜が、満開の春をバトンタッチ。

吉田神社の境内は、木々に囲まれて気温も少しだけ低いよう。桜も何だか下界とは違って、ぽつりぽつりと咲いていました。

いつもは静かな神楽岡に、先ほどから賑やかな子ども達の声がしています。みると竹中神社の鳥居並ぶ参道を、勢いよくくぐってゆきました。

真白な鳥居に、真白な桜が満開。石段を登る足取りも、みな少しは軽くなっているようなお昼前。