御池桜

今年の桜花めぐりは、少しスロースタート。まだか...なんて思って頂いていれば、申し訳ないところです。毎年待ちきれないように、早咲きから桜花を追いかけ始めるのはいいものの、ソメイヨシノ満開の頃には疲れもピークに、遅咲きの頃にはもう撮り飽きてしまう...なんていう繰り返しなので、今年は少しゆっくり立ち上げて、あとまで”やる気”を保とうと思っております。

昨日は近畿で”春一番”となる大荒れの天気でしたが...御池通りに薄紅を差す『御池桜』は、既に満開を通り越して、少し散り始めておりました。
 
 
 

ここに建つのは京都御池中学校と、それに連なる京都創生館。公立中学校と飲食店まである複合ビルが、一つの建物として成立しているのは、なかなか珍しいのでは無いでしょうか?_こういうものを『PFI方式』と言うそうです。
ここはまた『上京第二十七番組小学校』の跡地。それは明治の東京遷都後、京都を近代都市とするために、明治政府の施策より前に、小学校の建設に取り組み、明治21869年には、『番組小学校町』と呼ばれる小学校を、64の町組ごとに開校したうちのひとつ。京都人として何とも誇らしい魁の地に、春を先駆ける桜が咲いております。