冬の京都

妙心寺・山内調査

妙心寺では『総合防災事業』として、駐車場の地下に大型貯水槽を設営中。(第一駐車場が使えません) 震災など災害による火災の際、文化財を守る為のものですが、山内の石畳の地中に水道管を埋設することになり、その事前調査が行われています。きっとどこを…

妙心寺・聖澤院しょうたくいん(非公開文化財特別公開)

こちらも五百年遠忌に合わせて、もみじの庭へと生まれ変わった方丈前。 書院一の間、二の間、三の間と、異なった趣向の水墨画を味わったあと、この坪庭が気になります。

妙心寺・龍泉菴りょうせんあん(非公開文化財特別公開)

先日の報恩寺に続いて、こちらの『京の冬の旅』で特別公開中の龍泉菴へ。 やはり絵ではお庭しかご紹介できませんが、妙心寺南門側の大きな塔頭は、平成11年の開祖五百年に合わせ、100面の障壁画を新調。大迫力の図案が久々の一般公開です。庭には少し先日の…

報恩寺

今日は「京の冬の旅」で特別公開されている、報恩寺を訪ねました。西陣あたりは学生時代から、良く撮り歩いていた場所なのに、ここに寺院があったのに気がついてませんでした。 大河ドラマの黒田官兵衛の息子・黒田長政の上洛時の宿舎で、また病に斃れた地で…

小正月

小正月に祇園へと行ってみましたが、〆飾り残るも日常の風景。 祇園花見小路では、佐川急便もこんな感じ。 ユニフォームも車夫風で、限定グッズまであるとか。

藤森神社

初詣の”はしご”に藤森神社へも。『菖蒲の節句』発祥から転じ、『勝負』運の神社では『駈馬神事』も伝わり、競馬関係者も多くお参りするという、馬に関わり深い神社。拝殿には『左馬』と『馬』の大きな絵馬が掲げられました。 青空も見えて神馬像に『上がり藤…

花山稲荷神社

初詣は花山稲荷神社へ。山科盆地の遅い日の出に、境内はまだひとけもなく、昨夜の焚き火の消え残りがくすぶる、煙たい香りが漂うだけ。静かにお参りすると、ようやく少し陽も差してきました。 竹灯籠の干支飾りは、この年越しにも点されたのでしょうか。

絵馬・梅宮大社

こちらはちょっとおしゃれ?な梅宮大社の絵馬。巳も可愛かったですが、午もいいフォルムですね。来年はこちらもも少しイイ感じで…。

絵馬・松尾大社

今年の大晦日も昨年に続き、松尾大社の大絵馬で。今年も色々ありましたが、ご覧頂きありがとうございました。 酒造りの神様ですから、拝殿にはずらりと献酒が。それだけでも何かおめでたい感じ。

愛宕に雪

昨夜は大阪で、恒例の乱痴気騒ぎ。夜明けを名神で眺めながら帰ってくると、雲間から覗く愛宕山の稜線は白い薄化粧。広沢池で眺めてみましたが、山容は雲のむこう。その代わりに細かな雨が、冬の虹を見せてくれました。

火廼要慎ひのようじん

先ほどブログを更新していたら、何だかけたたましいサイレンが鳴り...いや、集まってきていました。通りに出てみると、すぐ目の前にポンプ車が停まり、水道栓にホースを繋いでいる処。こんな処に消火用栓があったなんて...と言うことはともかく、宇多野病院…

第24回全国車いす駅伝

最近少し気分が塞ぎ気味でしたので、車いす駅伝はいい薬。どこのチームも応援できますし、地べたに座り込んででも、撮る気にさせてくれます。ただ...残念なのは、ちょっと引くほどに応援の少ないこと。御所南の東洞院辺りに居りましたが、応援する人は数人。…

第31回京都女子駅伝・西大路三条

今日は『皇后盃 第31回全国都道府県対抗女子駅伝競走』でした。京都チームは健闘するも9位。最終9区10kmに出走予定だった野口みずき選手が、急性胃腸炎で欠場したのも痛手だったかも。写真は急遽9区を任された久馬選手...この区間ひとり旅を、よく頑張り…

戊辰戦争・鳥羽伏見の戦い勃発の地2

鳥羽離宮・南殿の跡は、いまはごく平凡な公園となっています。中世には広大な離宮であって、近代日本の始まりにあっては、その転換点となる戦の端緒を切った地。今は寂として人無く、侘びしさ漂う空間です。 この公園にも『鳥羽伏見の戦い勃発の地 小枝橋』…

戊辰戦争・鳥羽伏見の戦い勃発の地1

王政復古の後、鳥羽と伏見の両街道から、京に攻め上る旧幕府軍(幕臣・会津藩・桑名藩)と、城南宮と御香宮に布陣する新政府軍(薩摩藩・長州藩)が、今から145年前の慶応4年(明治元年・1868年)1月3日ぶつかることに。鳥羽街道方面では鴨川を渡る『小枝…

おけら参り・北野天満宮

おけら参りは、浄火を縄に頂いて帰り、それを新年の竈の火種にし、雑煮を作って食べると、一年の無病息災を得られるというもの。縄に点した「おけら火」を、消えないようにクルクルと振り回しながら、家に持ち帰るのですが、この風習は、京都以外でもあるの…

松尾大社・大晦日2012

何だか妙にかわいいヘビが笑っている、松尾大社吉例の大絵馬。今朝は暖かな陽も差し、平和な大晦日でした。 境内も参道も、明日元日の準備が調いつつありますが、さすがに大晦日の参拝者は少なく、静かな朝の風景です。 相変わらずの気まぐれな更新でしたが…

十二月十二日

京都には『十二月十二日』の逆さ札を、玄関に貼っておく風習があります。我が鳴滝荘にも、貼ってみました。十二月十二日は、石川五右衛門が処刑された日*1ということから、泥棒除けの呪い札なのです。かつて中京の町家にあった親戚宅にも、兄が書いたこの札…

東寺の五重塔と同志社大学のクリスマスイルミネーション

今日は二つの光を撮ってみました。 東寺の五重塔はライトアップされていて、その手前・九条大宮の角には、まだ銀杏紅葉が黄金色に照らされています。弘法大師・空海によって建てられた五重塔。けれどその後四度焼失し、現存の塔は五代目。この五代目五重塔の…

京都ホテルオークラ

今日気がつくと、オークラのツリーのイルミネーションに、普段のもの(左手)より大きなモノ(右手)が増えていました。一昨日・23日に点灯されたようです。紅葉真っ盛りの季節ですが、既にまた年の瀬が迫ってきているのですね。

平安神宮『大儺之儀』

今日は節分。明日から春となる日ですが、見事に冷え込んで、しかも明日からは急に気温が上がるそう。昨年朝だけ伺った平安神宮に、今日はお昼過ぎのいっとき訪ねました。 平安神宮の節分行事のうち『大儺之儀だいなのぎ』*1は、遠く平安朝のころより朝廷の祓…

雪の周山街道、再び

日本海側は大雪と言いますが、結局周山街道沿いは、昨年末の寒波ほどには積もっていませんでした。栗尾峠も一部路面が見えていて、本格的な積雪路は、上弓削あたりから北。 府県境のトンネルを越えると、桜並木が雪に降られていました。雪はさらに深まります…

雪の愛宕さん

24日は愛宕神社の縁日で、今日は「初愛宕」。京の街の夜明け時、未だ暗い街をよそに、真っ先に明るむ愛宕山ですが、今朝はそれが雪に覆われて、さらに白く輝きました。今日の愛宕参りには、冬山の装備が必要かも。 今日の写真は共に将軍塚からですが、こちら…

粟田神社・出世恵美須社の出世えびす祭

一月十日は”えべっさん”で、京都では大和大路の恵美須神社*1が賑わいますが、相変わらず人混み嫌いの私は、十一日の”残り福”を求めて、穏やかな陽差しの下、同じく穏やかな雰囲気の粟田神社にお参りしました。 粟田神社本殿でお参りし、その左手を入ると、摂…

霧の夜・久多の里

鯖街道・367号線も路面にはほとんど雪がなく、諦めて葛川から広河原へ抜ける途中、静まりかえった久多の里で、クリスマスツリーのような“電飾”が、ひっそりと独り瞬いていました。山里に漂う夜霧に凍えるようなその光は、雪に覆われた風景のなか、小さく抗う…

凍る夜・国道477号線・花脊峠

正月の恒例行事は、古くからの仲間と雪道ドライブ。年末から少し冷え込みが緩み、雲ヶ畑、周山街道と、雪のないドライブでしたが、京北からお馴染みの477号線へと入り、花脊まで来ると圧雪の道となりました。花脊峠の表示板では-2℃。その後百井峠あたりもか…

百井越えで鞍馬へ

近畿の”酷道”として知られる国道477号線を、大原から百井を越えて鞍馬へ。さらに府道38号線で鞍馬寺の門前までの道のり。真っ白な百井越えから戻ってくると、鞍馬では晴れ始め、京の街中は乾いた晴れでした。これぞ冬の京都の気象の典型です。

大原から朽木へ

国道367号線を大原から途中越・トンネルを越えて花折へ。安曇川流れる葛川を走り、朽木の入り口まで。京都市街地は晴れた今日。大原の路面はそれほど積もっていませんが、途中越から滋賀県に入ると路面にも雪が残り、葛川はすっかり雪の中。上の動画*1は毎度…

雪の魚ヶ淵

雪の魚ヶ淵で、シダレザクラも寒そうに、独り北風に揺られていました。

雪の福徳寺

福徳寺のシダレザクラも雪の中。足跡のない新雪の石段を、ざくざく登って逢ってきました。 お地蔵さんも、屋根に重そうな雪を積んで。