十二月十二日

京都には『十二月十二日』の逆さ札を、玄関に貼っておく風習があります。我が鳴滝荘にも、貼ってみました。十二月十二日は、石川五右衛門が処刑された日*1ということから、泥棒除けの呪い札なのです。かつて中京の町家にあった親戚宅にも、兄が書いたこの札が貼られていました。他所から越してこられた方は、玄関先のこの札に、何やら怪しまれることもあるとか...。でもこれはただのお札です。あまり気になされぬように。

*1:実際には文禄31594年8月24日、京都三条河原にて釜ゆでの系に処せられたといいますが、なぜこの日と謂われているのかは判りません。