引接山大蓮寺

 
南禅寺から西へ、二条通りで東山を渡った辺り、多くの寺院犇めく中に、蓮の寺大蓮寺があります。台風の影響があったようですが、写真の王子蓮をはじめ、涼やかな花が咲いておりました。右は「走り坊さん*1」の『足腰健常御守』。
さて...祇園祭の「祇園」の地名は仏教語で、廃仏毀釈以前に八坂神社一帯を寺域とした「観慶寺」の別名「祇園寺」からきたもの。明治の廃寺後、ご本尊・薬師如来*2と、十一面観音菩薩像、夜叉神明王などが、こちら大蓮寺に伝わっています。こちらにも祇園祭の縁が...。
 
 
 
          
ちょうどご住職がデジカメで撮影されてました。ブログ*3をされていますので、そちらに載せられるのでしょう。
 
 
 
 
 

*1:「走り坊さん」は明治から大正にかけて実在した、大蓮寺(当時は烏丸五条辺りにあったよう)の僧・玄教のこと。玄教は生涯一日も欠かさず、仏法と布施のため、京の街を走って走って走り抜いたそう。また月に一度は比叡山から鞍馬、そして愛宕にお参りしたそう。

*2:薬師如来像は秘仏につき拝観できません。十一面観音菩薩像は拝観可。

*3:大蓮寺さんのブログに、やはり書いておられました_ http://anzan-no-terablog.jp/