春の京都

平野神社・寒桜に雪

昨日は春がどうの..と書きましたが、今朝はまたいきなりの雪。地面は暖かくなったのか、積もりはしないものの、それでも一時はかなりの降りでした。 僅かに開いている寒桜も、霞んでしまいそうな雪降り。提灯や門帳に描かれた、平野神社の桜の紋も、雪の向こ…

嵐電・梅電車

京都マラソンを仁和寺前で撮ろうと、坂を嫌って久しぶりに御室まで嵐電に。たまたま来たのは「梅電車」で、なんか朝からツイてる気分。それにしてもこの「あらん」ちゃんという嵐電のキャラクター...知りませんでした。誕生からもう2年近く経っているのに、…

京都マラソン・鳴滝の心臓破り...

目の前の一条通は、ランナーでいっぱいに。このあたりは宇多野病院の”ひと山”を越えて、もう一度仁和寺までずんずんと上る、正に心臓破りの難関。はるか奥から見下ろす比叡の、影の中に見えるのが仁和寺の塔。あの根元まで上り行きます。そのあともアップダ…

京都マラソン・仁和寺仁王門前

まさか我が庵の前を通るマラソンが行われるとは、思いもよりませんでしたが、ご近所の見せ場といえば広沢の池畔と、仁和寺の仁王門前でしょうか。コース横断システム?の為、多少景色はスポイルされたのですが、やはり京都マラソンらしい沿道風景でしょう。 …

北斎展@京都文化博物館

「少しなら濡れて行ってもいい」と思わせるような、少し温んだ雨の中、北斎展(後期)に初めての文化博物館へ。以前館内にある飲食店の並び「ろうじ」には取材で訪れたことがありましたが、展覧会を訪ねるのは初めて。平日の開館前から並ぶ人も多く、主にご高…

車折神社・梅と桜

気鬱な確定申告もようよう提出し、暖かく晴れた空の下、今年初めて桜の状況偵察に...。 まずは十月桜。例年、冬より少しずつ少しずつ花を咲かせるので、いま咲いている花は少なくとも、既に落ちた花や、まだ咲かぬつぼみなどを、枝先に残しています。 早咲き…

沈丁花香る

またしても冷え込んで、未明には雪もちらついたようです。ついさっきも霙みぞれが降りしきりましたが、そんななか沈丁花が咲き進み、桜の遅れる寒い春に、晴れやかな香りを振りまいています。 四弁の花塊は星団のよう。霙に打たれても淡々と咲く姿を、汗を凍…

沈丁花

雨のなか、沈丁花が咲きはじめました。ほのかに香りも、梅の香に替えて...。

十五夜

今宵は十五夜。京都では春霞ですが、明るい月が見えています。晴れていれば、町を明るく照らしてくれるけれど、そのかわり放射冷却で冷え込んでしまいます。当たり前に思っていた信号機や、街の灯りのありがたさを、再確認している方も多いはず。

東山花灯路改め「京都・東山祈りの灯り」

ここ数年、早春恒例の催しとなった東山花灯路は、このたびの震災の被害を鑑みて、14日に終了しました。その後15日から21日は、道端に並べられたの灯火などは消灯し、犠牲になられた方への追悼と、被災地の復興を願う「京都・東山祈りの灯り」の会として、静…

梅に雪...でした

実家の梅もここのところの暖かさで、ちらほら咲いてきたというのに...未明にまた雪が降ったようで、ちょっと雪化粧に。昼前には晴れてきましたが、かなりの冷え込みはそのまんま。 ヤツデの葉も、雪に凍えた手のよう。車もこんな感じ...まるで冬姿です。

葵祭・上賀茂橋

今日は葵祭でした。もう「春の京都」と言うより、初夏と言うべきですね。でもまだ陽が陰ると、肌寒さが残る今日この頃です。朝は御所から下鴨神社、昼はさらに北へと向かう行列も、御園橋を渡ると上賀茂神社もすぐ目の前。藤の花飾りをまとった牛車は、ゆっ…

白川・行者橋一本橋

白川端も川風になびく柳の緑に、柔らかく包まれています。 元々は「一本橋」という名ですが、比叡山の阿闍梨の修行「千日回峰行」を終えた行者が入洛する際、はじめに渡る橋である事から「行者橋」「阿闍梨橋」と呼ばれています。とは言っても、何か特別扱い…

得浄明院

長野善光寺の京都別院で、本堂も善光寺を模して作られ、地下では戒壇廻り*1も体験できます。普段は非公開ですが、一初の咲く今頃に特別公開される、一初の他、様々な菖蒲の類の咲く静かなお寺です。ただ今年は開花が遅れているということで、今のところ境内…

平安神宮・神苑

蒼龍楼の朝影も爽やかな初夏の神宮。左近の桜は既に青々と葉を茂らせています。元気そうな桜の夏姿に、ほっとさせられます。 神苑では様々な花が咲き、命生き生きとしていました。 涼風わたる蒼龍池に、杜若が咲きます。

随心院・躑躅

躑躅と石楠花、随心院のスケッチ。

鳴滝

我が鳴滝荘*1から歩いてものの五分のところに、こんなに轟々と落ちる滝と、芭蕉の足跡があるとは...不覚でした。人家に囲まれて、広々とした風景がある訳ではありませんが、それでも新緑・野花に彩られて、清らかな水が流れています。 滝の傍らには芭蕉の句…

上御霊神社・一初 いちはつ

上御霊神社に一初と呼ばれる早咲きのアヤメが咲いています。この上御霊神社、たびたびの都の悪疫を静めるため、政争などで非業の死を遂げ”祟り神”と畏れられた八所御霊*1を祀っているという、なかなか深〜い場所です。古いにしえの都には、このようなおどろ…

先斗町・新先斗町公園

そう言えばこの春、先斗町の中程にある「先斗町公園」がリニューアルされました。これまでは寂しげに...でもそこが良い感じだったんですが、結構きれいに芝生の小山まで作られています。サクラの若木も何本か植えられていて、来年からは新たな桜名所になるか…

先斗町・歌舞練場

先斗町で川床の取材に...歌舞練場前はえらい人だかりです。それもそのはず昨日から、京の春の風物詩「鴨川をどり」が始まっています。外人さんが「なんだなんだ」と、訝しげに通り過ぎます。

京都御苑・宗像神社

緑に埋もれつつある京都御苑・宗像神社の本殿前に、多羅葉タラヨウの樹があります。昔はこの葉を使って簡易な文にしたとか...これから「葉書」と言う言葉の語源に。平滑な葉の裏面を尖った物で傷つけると、写真のようにペンで書いたが如く、徐々に暗褐色に浮…

山科聖天(双林院)

少し奥に入った山科聖天さんでも、一気に葉を広げた緑が、陽差しに照らされていました。山川の流れは、ゆうべの強い雨の為に、少し濁っておりました。

毘沙門堂

連休初日で混み始めた三条通りから、旧三条通り(東海道)を抜けて毘沙門堂へ。期待していた藤の花は僅かでしたが、もみじの緑が萌え立っていました。 木影の急な石段を登ると、少し汗ばむ四月末。シダレザクラも元気な姿に...なんだかほっとしますね。境内…

沈丁花

梅に代わって今は沈丁花が、朝から桜巡りに出掛ける私を、春の香りで送ってくれます。以前はもう一本、もう少し大きな沈丁花があって、一株から紅い花と白い花を咲かせていましたが、そちらは枯れてしまって、こちらだけが残りました。 本日の覚書_毘沙門堂…

黄砂に霞む御池通

今日の黄砂はひどかった。朝から窓の外は黄色く濁り、少し降った雨に混ざった黄砂が、車やベンチを灰色に汚し、町じゅう泥のしぶきをかけられたよう...連休に京都を訪れた車も、みな薄汚れて走っていました。

菅大臣神社の梅

菅原道真の邸宅跡であるという菅大臣神社。こちらも生誕の地と言われていて...果たして本当はどこなんでしょうか。小さい写真の紅梅がいわゆる「飛梅」伝説*1の地に生える紅梅とか。そちらはまだつぼみの状態で、大きな写真の南側のこの樹が、満開過ぎてなお、…

吉祥院天満宮の梅

菅原道真生誕の地と言われる吉祥院天満宮の庭には、白梅の中に紅梅の咲く枝がありました。他の樹の枝が絡まっているのではなく、同じ樹から伸びている枝です。思ったほど梅はなく、どちらかというと桜の季節のほうが、賑やかな場所かも知れません。

城南宮の梅

大きな写真は、城南宮の神苑「室町の庭」茶室の側の紅梅・白梅です。城南宮ではこちらではなく、小さな写真の「春の山」と言われるあたりの「枝垂れ梅」が有名なのですが...。こちらは梅が並ぶばかりで、どうも味気なく思えてしまいます。既に半ばは散っていました…

わが家の梅

ここのところえらく暖かい...ということで、わが家の手入れ不足の梅も、かなり咲きました。暖かさに咲き出すのでは、新島襄の「庭上の一寒梅」*1のような果敢さもなく、のんびり進むこのブログのよう。それに、どうも私は梅の花を撮る気が湧かず、これはなに故…

御池通の菜の花

桜巡りの途中、こんな風景も見つけました。場所は御池通の西洞院通と小川通の間。こんな街中の通りの歩道で、こんな菜の花に出会うとは思いませんでした。毎日通っているのに、今日初めて気がついたなんて、見えてないですね。