沈丁花香る

またしても冷え込んで、未明には雪もちらついたようです。ついさっきも霙みぞれが降りしきりましたが、そんななか沈丁花が咲き進み、桜の遅れる寒い春に、晴れやかな香りを振りまいています。
        
四弁の花塊は星団のよう。霙に打たれても淡々と咲く姿を、汗を凍えさせても働く、地上の星たちに重ねて...。