我が鳴滝荘*1から歩いてものの五分のところに、こんなに轟々と落ちる滝と、芭蕉の足跡があるとは...不覚でした。人家に囲まれて、広々とした風景がある訳ではありませんが、それでも新緑・野花に彩られて、清らかな水が流れています。
滝の傍らには芭蕉の句碑*2も。この地で句を詠んで以降、悲壮感漂う「野ざらし紀行」が、前向きなものに変わったと言います。私も前向きに切り替えてゆかねば...なんて...。その後逢坂山辺りで読まれた句『山路来て何やらゆかしすみれ草』とともに、私の東西の『居場所』辺りを芭蕉が歩き、句を詠んでいたのがちょっと嬉しい。ここら辺りが京都たる素晴らしさかも。
上流側にかかる橋からは、滝の姿は見えませんが、もみじかかる清々しい流れを見る事が出来ました。