賑やかな花見小路を下がると、静かな建仁寺に至りますが、さらに静かな塔頭の一つ両足院りょうそくいん。普段は非公開ながら、半夏生*1に彩られるこの季節、特別公開*2されています。全体に緑と白砂の取り合わせの美しいお庭の塔頭ですが、池端の半夏生もそれに合わせたように、緑の葉のうち上から三枚程のみが白化します。
写真奥の茶室「臨池亭」で涼やかにお煎茶を頂きながら、初夏の庭を眺めるのも贅沢でした。
写真は坪庭「閼伽井庭」と「唐門前庭」。ともに白砂と苔の緑が高コントラストです。両足院の庭園はあと「方丈前庭」と、半夏生の「書院前庭」の四面からなります。