南禅寺・水路閣

 
このブログ内でも何度か書きましたが、琵琶湖疏水事業は、今ではあり得ないほどの複合的公共事業。交通・運輸、灌漑・浄水、発電・市電運行、水利による別荘地造成...と、首都を手放してからの近代京都が、廃れずにあったのには、一つにこの疏水があったからと思います。禅寺に相応しくない風景という人もありますが、既に百有余年を経て、堂々と溶け込んでいるように思います。