舞鶴ぶがく城址・心種園

 
舞鶴ぶがく城あるいは田辺城と呼ばれる城跡は、復興された門や櫓などに囲まれた公園となっていて、まだその建物も紅葉も新しく、地に馴染むまでには刻が掛かりそうです。
その一角にあるのは、心種園という池泉庭園。「いにしへも今もかはらぬ世の中に こころの種を残す言の葉」と言う歌から命名されたよう。映像で伝えるすべの無かった頃、それでも歌はそれ以上に、思いを込めた光景を表現し。それに携わる人達にも、今以上に伝えるべき大切なものがあったのでしょう。(関ヶ原の戦の折、田辺城を守る細川幽斎が、後陽成天皇の勅使に、古今伝授の秘伝書とともに託した歌。事の詳細はWEB上に多くありますので、各自お調べ下さい。)