「京都千年天文学街道ツアー」

今日は『京都千年天文学街道ツアー』の”とことん京大コース”に参加してきました。本来は京都大学での天文学の歴史などを、キャンパスを歩きながら紹介されるものですが、今日は金星の太陽面通過があるため、その観測を含む特別コースになりました。

太陽投影板に映し出された太陽の像。これだとアイピースでみるのと違い、周囲から複数人でもよく見えます。(この設定では太陽像は反転しています。>上の記事の写真と黒点の並びが逆になっているのが判ります。)
 
 
               
観測はこんな感じ。手前が上の写真の”投影法”でみるセット。赤道儀のMDにトラブルがあるようで、太陽を追尾出来ずに、学生さんが手作業で方向を修正中。中には『こんなに動くの?』とか『地球が動いてる!』と喜ぶ声も...普段から興味を持っていない人も参加しているのが、こちらは意外で驚きでした。
奥に見える小型の望遠鏡は、Hα線(水素の輝線スペクトルのうちのひとつで、赤い可視光域にある光。)でみる太陽望遠鏡で、金星の影とともに、周囲のプロミネンスも見えました。ほんとうはうっすらと、太陽表面のプロミネンスの影が見えていたようですが、乱視の私には見えませんでした。