住吉神社のクスノキ

今日は下京区・堀川五条から西大路八条のエリアで、新緑と歴史の足跡を探してみました。
            
大宮五条近くの住宅街に、ひっそりと佇む住吉神社。ここにも歴史の足跡があります...平安時代にこの住吉社を再興させたのは、歌人藤原顕輔ふじわらのあきすけで、崇徳上皇の命を受け『詞歌集』を撰進したひと。小倉百人一首にも『秋風にたなびく雲の絶へまより もれ出づる月の影のさやけき』の歌を残しています。歴代天皇歌道伝授の時には、勅使が拝したと言い、境内には歌道の神として紀貫之も祀られます。本殿は京都市内に残る、江戸時代唯一の住吉造の建物とか。