桜の智積院

智積院の広い境内も、たくさんの桜で賑やかです。入口脇の狛犬は、何だか現代風というか、西亜〜中東風な感じ。
狛犬というと神社のもののように勘違いしていましたが、元々はインドで仏を守るため、両脇に獅子像を置いたのが始まりで、仏教とともに伝えられたらしく、そういう意味ではお寺にあるほうが本来の形ですね。
 
 

もうすぐ花まつり。桜いっぱいのなかで、お釈迦さんの誕生を祝うなら、何とも華やかで心地い事でしょう。クリスマスとは違って、野も山も豊かな地域の信仰です。
 
 
 
 

桜の参道を本堂へ
 
 
 
 

明王殿の脇でも桜が風に揺られていました。
 
 
 
智積院密教の本山であると同時に、多くの僧侶を教育する機関でもあるようです。本堂裏には、江戸時代に志半ばで亡くなられた、そういった若い僧侶達を祀った”学侶墓地”があります。多くの古びて質素な墓石の丘に、大きな桜が自らを手向けています。