ここのところ、珍しく仕事が立て込み、それにオリンピックTVを遅くまで観てしまって、更新が疎かになっておりましたが、久しぶりに京の夏を採集してきました。
もう既に盛りは過ぎているようですが、天龍寺放生池の蓮はまだ夏空の下、涼やかに咲いております。葉の間を通して差す陽に、ふんわりと開いた蓮華が、透き通った明かりを灯しています。
陽に照らされる花もいいですが、今日の気分は陽を避けるように、葉陰にひっそりと咲く花たち。僅かな風に葉がゆったりと揺れるたび、一瞬だけ姿を現す花もあります。
花のそばには、やはり蜂たちが飛び回ります。強い陽の下、彼らはめげないんでしょうか。『蜂のムサシは死んだのさ...』なんて、古い歌もよぎります。