昨日の雷雨のあとに朝から日が差し、嵐山から湯気立つように霞ます。”むんわり”とした空気の中で、多くの蓮華が開いています。残念なのはほとんどが三日〜四日目の花であったこと。お昼には多くが散り蓮華になるのでしょう。
まだ一日目の花は僅かに開き、四日目の花は今にも外側から散りそうです。
勅使門から続く石橋の道に、左右から蓮が差しかかって、見えなくなりそうなほど。
蓮は花も葉も中央から支える形。水中からスルリと伸びる茎の上、何とも絶妙なバランスの具現化。
徐々に熱気を帯びだした陽差しに、早くも朝露は消え始め、灼熱の昼を迎える予感。