遙か駆けつける英雄

今日の仕事の帰り道、山陽道を走っていると、明石海峡大橋方面から回転灯を点して、消防・救急車両の隊列が合流してきました。その車体には香川県高松市などの文字。この先向かうのが福島としても、ここからは800km。盛岡までは1000km超の道のり。さらにその先の状況は、想像もつかない行軍です。

車窓には前をじっと見つめる横顔。私たちのすぐ隣にいるヒーローに、敬礼。
 
 
 
 
 
 
 
同じ仕事で加古川に向かった別班は、朝の山陽道下りサービスエリア、まだ開店前の食堂の前で、疲れ果て、茫然と佇むDMAT(災害派遣医療チーム)隊員の姿を見たと言います。きっと被災地での活動から、交代で帰ってきた方々なのでしょう。時が流れて、多くの人が笑えるようになった時。語りはしない英雄達の、その想いを聴いてみたいものです。