今年の紅シダレは...


桜といえば、花が散った途端に(ヤマザクラは花のうちから)、早速緑の葉をいっぱいにひろげて、いきなり初夏の装いになり、生命力の豊かさを感じさせるものですが...。今年の紅シダレは「どうしたんだい!?」と言いたくなるような姿。
写真は城南宮神苑の大きなシダレザクラですが、上の方の枝は散ってしまったというより、元々花がついていない様子。今日見た中では...仏光寺、養源院、城南宮、愛染寺、宥清寺、雨宝院...の紅シダレ桜が、いずれも何だか同じように花数少なく、元気ないように見受けました。平野神社のベニシダレでさえ、例年よりは少し花が少ないように...。
そう言えば先日TVで、桜が咲かなくなる現象が進んで来ていると言う話を観ました。桜は冬のある時期に、一定以上の冷え込みが無いと、花をつけるきっかけが得られないらしく、既に九州の一部地域で、春に花のない桜が見つかっているそう。ちゃんとした四季が無いと、春の桜の宴を迎えられないと言うことのようです。
平安神宮や原谷苑の紅シダレは、どうなのか見ていませんが(元気みたいですが)、何か気になる桜シーズンの終盤です。