宮津・山王日吉神社

 
日吉神社の参道の上には、KTR*1の線路が走っています。お参りする人の頭上を、列車が通り過ぎてゆくっていう、なんだかスマナイような光景。ここを超えて石段を上ると、その昔宮津藩主永井侯がこよなく愛したと言う「含紅桜」が迎えてくれます。これまで散り際しか観られなかったので、ようやく満開のお姿を拝見。樹齢は四百年を越えて、幹は半ば朽ちてしまい、伸びる枝も根元の太さからはかなり規模が小さくなっているようですが、それでも見事に、今年もたくさんの花をつけました。あっぱれ。ちょうど地元の歴史ツアーみたいなのをやっていて、その話ではこの線路辺りまでが昔の海岸線で、ここから港までは、埋め立てで出来た町だとか。



樹齢千年にもなると言う椎の御神木の向う、石段の上に含紅桜が迎えています。