了徳寺・大根焚き


きょうは鳴滝の了徳寺で大根焚き親鸞聖人がこの地を訪れ説法された折、村人の差し出した塩味の大根焚に喜ばれ、「すすきの名号」*1を与えられたそう。その徳を讃え、毎年12月9日、10日に報恩講として大根焚きが行われます。
大根は亀岡“篠”の青くび大根。2日間でなんと3000本が、信徒さんたちによって焚かれるそうです。私も「お斎」*2を戴きました。あっさり炊かれた大根に、甘辛い京風の”おあげさん”。薪で炊いたかやくご飯に、大根の葉のおしたしと、たくあん。お精進と思いながらも、結構おなかいっぱいになって、とことこ歩いて帰ってきました。
歩いてわずかの距離の行事を、全く無知でおりましたが、この地にやってきた実感が湧いた朝でした。了徳寺の大根焚きは明日まであります。よろしければ足を運んでみて下さい。
追記:お昼前に鳴滝本町のバス停辺りを通りかかったら、バスを降りてお寺へと向かう人の列がありました。かなりの盛況のようです。

*1:『帰命尽十方無碍光如来』(きみょうじんじっぽうむげこうにょらい)詳しくは了徳寺のHPへ http://www.ryoutokuji.or.jp/

*2:おとき・報恩講に出される精進料理