亀岡・馬路中池のオニバス開花


亀岡の北部、馬路の中池では、京都府下でここだけに自生するオニバスが、花をつけています。先日滋賀の水生植物園で見たオニバスとは、かなり違う種類のハスで、縁取りのような形は無く、広がった葉はかなり脆いようです。開き始めには畳まれたようなザクザクとした様子で、徐々に水面に大きく広がり、数十センチから1メートル近くまで広がった葉は、その最後には溶けるように枯れてしまう感じです。葉の上を飛び跳ねるカエルも、たまに葉の上に着地したとたん、足が沈んで転げるようになっていました。そういう”ゆるい”葉の下から、それを突き抜けるように花芽が伸びてきて、大きな葉には似つかわしくない、小さくて地味な花を咲かせます。おとなりの下池ではまだ蓮の花も見られました。