法金剛院

今日は朝は曇り、雨が降ったり、時に陽が差したりと、忙しい空模様でした。
所用で朝、長岡京に向かった時には、名神高速から見て南西方面は晴れていましたが、たどり着いたらいつも雨降り*1...雨が降り始めました。
毎度この時期、そして春先の桜撮影の折にも悩まされる、不安定な京都の気候ですが、どうしてなんでしょうか?_東奔西走、北の山から南の山城まで、京都を走り回っている私なりに考えたのは...どうも冬型の気候に因る北からの季節風が、日本海側・丹波山地に雪や嵐をもたらすのに、京都辺りがその先端なのでは無いかと。
このような撮影に限らず、京都の天候が不安定で撮影を見送った時に、大阪辺りのクライアントからは「今日は晴れでしょ」なんて言われたり。大阪神戸とは、やはり京都の天気は違うのです。この不安定さが、思わぬ美しい光景を作る事もあり...一瞬の虹や濡れて輝く紅葉、散り葉の浮かぶ水面を揺らし、庭の石や苔の色合いを鮮やかにする...。一ケ所に半日居るようなゆっくりした撮影なら、こういう天気は却って有難いものです。ただ余裕のない私には、困った天気になってしまうのですが...。

法金剛院は、丸太町通から門をくぐったあたりのモミジが、毎年特に鮮やかです。背景にある真っ白な蔵の土壁と、青い空がより一層モミジの朱を引き立てます。