常寂光寺・大沢池

narutakiso2007-08-07


今日の一枚は、嵯峨野落柿舎の百日紅
どちらかと言うと侘びな感じの落柿舎ですが、いまはちょっと賑やかな感じ。
ところで...夏真っ盛りの今朝の嵯峨野は、意外なほどに人は無く閑散としていて、これぞ嵯峨野って言う趣でした。まぁ、かなりの陽射しでしたが...。


以前コメントを頂いた常寂光寺が気になって、今朝は開門時間の九時に訊ねました。しばらくの間_半時ばかり、緑濃き境内は黙々と掃除にいそしむ係の人たちと、拝観者は私だけ。
差すような陽射しは、シャツを通してもじりじりと肌を焼くようですが、奥嵯峨野のモミジの木陰には、まだ朝の空気が残っているようで、心地良い暑さと言いますか...。


参道左手に、いまは緑の大きな枝垂れ桜がどっさりと枝葉を垂らして、その前に蓮の鉢が大小沢山在ります。
緑モミジの萌えるこの境内で、蓮を見るのも乙なものです。


  


左の蓮の花にとまる蜂、実はとまってるんじゃなくて、花に棲む蜘蛛に絡め捕られてしまっている図です。静かな蓮の花の許にも、生々しい自然の生死の姿が在りました。


続いて大沢池へ。
  


以前と違って蓮の花が沢山開いていました。梅雨が明けて陽射しが強くなって、咲いてきたのでしょうか。
大沢池のこれほどの範囲に蓮が広がっていたとは...多分これまでこの暑い時期には、写真を撮りに行くとすればおよそ涼しい庭を眺める屋根の下。陽射しの暑いこのような所にあまり来ていなかったのですね。
蓮の大きな葉が、時折池の水面を渡る風に吹かれて翻り、裏側の明るい色を見せるのが、ちょっとだけ涼を呼びます。
大きな池の東北を中心に広がるのが紅い花をつける株。北の紅い橋の辺りの狭い入り江のような処には、白い花をつける株が育っています。