門限条例と著作権裁判

最近ワイドショーで採り上げられた話題の中で、
この2つの論評が気になった...。


大阪府の”門限条例”
「そんなものを条例で行政が決めるのはおかしい」とは、ほとんどの場面で聞かれる意見で、
これが子ども(中学生?)にとって良い事かどうか?なんて言う論調。
しかも中学生たちに、これに対する感想を訊いたりしているが...訊いて意味あるのかな?
夜間徘徊に限らず、飲酒も喫煙も「子どもの心身に良くない」と言う事で決めた枠だが、
それは子どもに「守れ!」と言ってる訳じゃなく、大人に「守れ!」と言ってる訳で、
子どもに「守れ」と言って守れるようなら、その相手は既にかなり大人でないか?
それとは別に「そんなもん無くても」って言うには、親たちが余りにも幼稚というか、
「全く躾けない」と言う"重大な虐待"をやってしまってるから、仕方ないワケのようだ。
当然「本来要らない」とは思うが、現状必要なのは誰の所為か考えなければ...。


”再生インクカートリッジ”裁判*1
ある番組を観ていたら...「知的所有権か、リサイクルか...難しい問題ですね...」なんて、
イイ大人が4人もよってそんな論調...よくそれでコメンテーターって...浅すぎ。
環境を考えてリサイクルするなら>「許可を得て特許料払って作る」当然でしょう?
その上で訴えてるなら上のような「どっちを取るか」論になっても理解出来るけれど...。
まぁ確かに今のところは大手メーカーのリサイクルって、再資源・再原料化のようで、
ちゃんと繰り返し使えるように設計してないようで、そこはまた問題ではありますが、
きっとそう言いながら、ごみ箱にカートリッジ放り込んでませんか?
...そう言えば...某有名画像処理ソフトを周囲にコピーして、得意になっている知人は、
当然の様に「詰め替えインク*2使っている」事を、さも自慢気に聴かせてくれてました。
ちょっと?な顔をした私に「中身は純正品と同じらしいですから、問題無いですよ」と。
私の気にする問題は「印字結果」じゃなくて、別なところになるんですがね。

*1:キャノン製の使用済みインクカートリッジに、無許可で再度インクを充填して再生カートリッジとして販売している業者が敗訴。

*2:もちろん無許可のオークション品