数学が難しいものだと思い込まされてしまった不幸

文章題を式に表せ...「難しい!」とか「文章のままでいいじゃん」とか言われそう。
いまの人ならきっと漫画にでも書くのだろう。
でもこの悲しいほどマイナーな”日本語”の文章のままでは、
この言葉を解せぬ人には伝わらないし、
漫画にかくには時間が掛かる..そのセンスも問われるもの。
表現を記号にすると数式になる、それが物理や数学の基本のはず。
いわゆる”言語”や"お絵描き"を覚えるには時間も掛かるけれど、
きっと数式のほうがグローバルで、"簡単"なモノだろう。
敢えて「いわゆる”言語”」なんて言ったのは、数式も本来言語だからで、
日常の言語から"文学"が生まれる様に数学も生まれ、
表現の豊かさを極めた"文学"も在れば、
削ぎ落とし切った"文学"である数学も在る。
生まれてこのかた、母親から始まり、次第に周囲のヒト達へと、
コミュニケーションを広げる中で、
膨大なる時間をかけて習熟した言葉と違って、
数学なんて学校に行ってから、非常に”シケタ”カリキュラムの上で、
ちまちまと計算ばっかりさせられて...これじゃ算数であっても、
決して数学じゃない!   と思うのです。


私たちの数学や物理に授業は、国語で早口言葉を練習しているようなもの。
本質は何も教えてもらっていないようなもの。


計算の仕方や、特殊解*1をさんざ求められるドリル授業。
元々イヤにならせられてるんですよね。バカにさせられている。
かく言う私も高校二年のときの若い"臨時教師"が計算だけの授業と、
ほとんど答えを押しえてる様なテスト前の授業で、
数列の辺りは全くわからないままの"似非工学部生"でした...。
推薦で機械工学に進めたものの、数学は全く点が取れない不得意科目。
それでも自負しているのは、論理構造は"理系"だと言う事。
今どきの"優秀な工学部生"の中に、どれだけ"暗記系"の学生の多い事か。
数式の美しさが判る様に、もう少し勉強しとけば良かった...
コレからでも遅くないかも。小説一冊読むつもりで一式どう?

*1:変数が少ない、あるいは無い計算ばっかしてましたよね?この世間は"変数"だらけで、ちょっとした事でもスゴイ多元方程式が答えの筈。方程式の形の"解"こそ本来の解=一般解なんじゃない