夕暮れ時は、寂しそう。

今日はちょっとゆっくりで、そういう日にはお洗濯。
かなり涼しくなった、夕暮れの風が気持良く、
夏ごろとは違って、清々しい気分で洗濯物の取り入れが出来る。
夕暮れ時の気持良さは、若い頃ならバイクで走った先や、
あのころ多かった信州の取材旅、山あいの県道端などで感じていた。
その頃うちの物干しでは、母が同じ様に感じていたのだろうか...
夕暮れ時の借寂観は、山頂に残る夕陽の明るみの向こうの方に、
去って行ったヒト達がそこに居る様な、不思議な感覚を起させる。
西方に浄土が在るという感覚も、あるいはこのような事なのかも知れない。




親と自分の衣服を、一緒に洗濯させないなんて言うコドモ達は、
汗して働く親の気持がワカラナイなんて言うけれど、
きっと毎日洗濯する親の気持もワカラナイんだろうな...なんて、
そんな事も思ってしまう、秋の夕暮れでした。