雪の京都

東福寺開山堂

ゆったり上る回廊の先、開山堂に行き当たります。 ぼそぼそと独り言のよう、雪降りしきる。 凍る手水鉢。潔いよい形。

東福寺方丈『八相の庭』

雪が意匠を倣うよに、重森三玲三昧。 南庭『瀛洲えいしゅう』、西庭『井田せいでん市松』、北庭『小市松』、東庭『北斗七星』。 散り忘れた紅葉に、雪。

雪の東福寺

靴に染み入るような雪の中。 臥雲橋からの雪景、絶景かな。 枯れ蓮もろとも、凍り始めた思遠池。 三門に休む鳩も、首をすくめて雪の中。 室町初期から六百余年、風雪に耐えて来たのです。

東山七条

女坂へと続く道。

新日吉神宮の雪

カーリングの惜敗と、羽生選手のSP歴代最高得点とで、一喜一憂した頃にはまだ降っていなかった雪が、朝から急に降り出して...正午からの仕事まで限られた時間ですが、撮りに出ないワケにはいきません。 新日吉神宮につくと、雪の朝にもかかわらず、日参の方…

雪の舟形・上賀茂橋より

雨雪にぼんやり霞む舟形。

雨雪の上賀茂神社

もう霙でもなく、雨雪という感じの降り。足もとはシャーベット状。 神山をかたどった立砂も雪山に。 春への芽をそなえた『賀茂桜』、まだ雪残る。

白川通・雪残る北白川の欅並木

欅並木に積もった雪は、まだ残っていました。

雪の叡電・茶山駅あたり

霙の中、小さな電車が行き交います。 土曜日の朝七時。駅で待つ客は少なくて。 線路脇には、霙垂れる山茶花。 ※椿と思っておりましたが、ご指摘を受けて訂正しました。

雪の東一条・京大時計台と吉田神社鳥居

六時前に目覚めると、外に雪はあるものの、降るのは雨。解け流される前に..と出掛けてみると、七時前からは霙になりました。 徐々にまた、雪と…。

夜の雪・東寺五重塔

広く大雪の予報の出るなか、夜10時を過ぎて、とうとう降り始めました。 五重塔を照らす灯りの影が、降る雪に刷毛で描くよう。 街灯に照らされた雪は、まるで塔に掛かるシャワー。

京北トンネル

ついに開通した京北トンネルですが、往きは迂闊にも気付かず過ぎてしまいました。とうとう栗尾峠を通ることも無くなってしまい、少し残念でもあるのですが、京北がまたかなり近付いた気がします。

赤鉄橋まで

休講なんかで時間が出来ると、周山街道を「赤鉄橋まで」と走ったもの。さすがにこの季節に、豪勢なバイクで走る人もいませんが、カブやスクーターで走る姿はちらほらと。自転車の強者も居るのには驚きます。

桃源山地蔵院

石の仏さんたちは、辛うじて姿が判るけれど、山頭火の句碑は雪の中。 もみじは枝ばかりですが、結局またここへ。お庭の池も凍っておりました。

京見峠道

街中の雪も止んで、明るくなってきたので山道へ。京見峠から杉坂への道は、期待通りの雪中トレイル。久々の雪道ドライブに、緊張とワクワク。

出町より...

鷺立つ賀茂川と、法の字白い高野川。 ここから南は鴨川。私はこの出町の橋=賀茂大橋が好きです。ここを市電が通っていたんですよね。

雪の平安神宮

朱の際立つ朝。 この清々しさが、日本ですね。

岡崎の雪

岡崎の文化施設群を歩けば、何だか東欧の旧共産圏の町並みのよう...行ったことは無いですが。 はじめの一歩、二歩、さんぽ。 共産圏に鳥居は無いですけど。

神宮道

三条通りも東大路まではうっすら積もり、九条山は慎重に慎重に。 そろりと動き出す街に、いっとき雪も止みました。

四条大橋より

夜半に目覚めてみると、予報通りの雪。ちょっと早起きして出掛けてみました。 夏には床も出て賑やかなこの川端も、細雪に霞んで三条の明かりがぼんやり灯るだけ。 止んだかと思えばまたふわりと降り出す。そんな繰り返し朝ぼらけ。 東にはぼんぼり灯る八坂道…

春の雪

昨日は各地で春一番が吹き荒れたようで、そして夜半に掛けてずいぶん冷え込み、また冬に逆戻り。ひな祭りというのに寒い寒い。京都でも夜の雪に、盆地を囲む山々はうっすら雪化粧していました。 東山の大文字もごく薄い雪に,遠目には灰色となっていました。…

小雪舞う二条城

小雪舞う南座

雪の美山・かやぶきの里

かやぶきの里まで来ても、やはり”雪深い”とまではならぬ風景。それでもやっぱりどこかしら、街中よりは雪国を思わせるものです。 消火栓も凍ってしまいそうな冬。 朝から陽差しは暖かく、お地蔵さんも笑顔になられているでしょうか。 雪を積んで、却って暖か…

周山街道・深見峠辺りの雪

久しぶりの雪に早起きしたものの、街中の積もりはそれほどでも無く、こういう時は周山へ向かいます。でも...もっと雪があると思っていた深見峠辺りも、期待していたほどでは無く、少し残念。それでも爽やかな雪景に、近頃崩していた体調も、すっきり晴れるよ…

宵の小雪

暗くなってから仕事場を出ると、車は真っ白になっていました。全く気づかぬうちに、雪になっていたんですね。もう既に降り止んだ街を抜け、家に帰り着くと、こちらにもうっすらと雪のなごり。千両の赤い実に合うように、その葉がお化粧されたみたい。

雪の仁和寺

開門すぐの仁和寺。大きな仁王門の甍は白く、振り返れば南から空は晴れて、雪雲は周山から市内へと、何度も行ったり来たり。そのたびに白いものが舞ったり、陽が差したりの繰り返しです。 うっすら残る夜明け前の雪に、静まりかえる境内。 時にまた強く降る…

雪の桃源山・地蔵院

秋には鮮やかな黄金色だった地蔵院。あのときと同じ縁側に腰掛けてみても、色の無い庭に冬の寂しさが募るだけです。 南天の実の赤さに、少しほっとするような雪の日。石の仏さんも、雪の中では寂しそうです。

黒田春日神社・百年桜と雪

新しい鳥居にも雪が積もり、すっかり黒田の社の一部と溶け込んでいます。 京都の街中の雪はどうなのかと、電話で聞いてみたら『晴れてるよ...雪は解けたよう』なんてこと。周山辺りでは、白銀の世界に何の変化も無く、背後の山のずっと向こうに青空があるな…

雪の花脊・春日神社

この秋、黄葉のイチョウを見せてもらった花脊の社。真っ白になった山間の集落で、大樹はひっそりと、景色に溶け込んでおりました。