皆既月食


今夜は皆既月食。ほとんど輝きが消え、暗くぼんやりとした月です。地球の大気を通った光の影響*1で、まだうっすらと片側が明るく、陰の部分も紅くみえます。*2
 
 
 
 
冴えた冬の空で、皆既月食の月が薄ぼんやり、行方を無くしたように浮かんでいます。側には、オリオン座もくっきりと見えました。オリオン座と言えば、そろそろ超新星爆発しそうな”ベテルギウス”が気になるところ。もしかすると、生きているうちに見ることを期待できるほど、切迫した状態と言います。
追記...古く日本では、赤いベテルギウスと、オリオン座の対角にある青白いリゲルを対比して、赤>平家と、白>源氏に見立て、ベテルギウスを平家星、リゲルを源氏星と呼んだそうです。2012年は平清盛大河ドラマの主役で、ここで超新星爆発すれば、それはそれは...ですね。(まぁ『そろそろ』と言っても、世紀くらいの単位では考えなくてはいけないでしょうが。)
 
 
 

夜半には、暗くなったのとは反対側...と思ったら、90°くらいの方向から明るくなりました*3。太陽・地球・月が一直線上に...と言っても、多少は中心がずれていたからでしょう。その姿は、図鑑で観る眼球のように...。
一昨夜から「嵐山花灯路」が始まっています。ライトアップは終わっている時間ですが、流れで渡月橋上あたりから、この天体ショーを眺めている人もいるのでしょうか。
花灯路と言えば...
一昨夜は、花灯路の開始と昨日公開の角川映画源氏物語先年の謎」に関連したイベントがあり、美空ひばり座にて、蓮佛美沙子さんを撮影*4しました。いやぁ当然ですがキレイ、キレイ!...そうしたらすぐに翌日のNHKドラマで、蓮佛さんが出られてました。なんだか独りで、ちょっと嬉し恥ずかしい感じ。
 
 
 
 
 
 
 
 

*1:波長の長い=赤い光が屈折して、本来影の部分にまで回り込むため。

*2:使わない望遠も手放したので、小口径ズームレンズで、かつスローシャッターです。少ししかも甘い描写、日周運動で流れていてお恥ずかしい...。緑色のフレアも、DOレンズのせいかもしれません。

*3:天頂付近のために、カメラの設置方向があやふやで、始めと終わりの写真で、月の向きが合っていません。ご了承下さい。

*4:関西Walker新年号に載る予定です