葉山馬頭観音


今日も賑わう円光寺そばの山際に、ひっそりと建つ葉山馬頭観音・一燈寺。残念ながら本堂は屋根の傷みの補修中か、足場が組まれていましたが、南側の紅葉した銀杏に、昼下がりの陽が差し込んでいました。お堂の前のモミジはまだ青葉で、誰も居ない境内では、緑と黄の競演となっていました。
幕末には梅田雲浜うめだうんびん*1という尊皇攘夷儒学者が、ここに棲んでいたとか...今や寂れたこんなところにも、歴史の一コマが確かにあったんですね。

*1:梅田雲浜:幕末の小浜藩士で儒学者尊皇攘夷運動の先鋒となり幕府を批判、安政の大獄で捕らえられ、獄死。