先日昼間に向かった妙満寺へ、今宵はライトアップを見に行きました。陽の覗いていた仏舎利大塔に、今度は折れそうに細い三日月が、冴え冴えと晩秋の夜空。 とにかく広い境内なので、他所のライトアップとはひと味違い、自ら端へ端へと気が引けてしまいます。

ご近所でありながら、初めて向かった西壽寺。かなり色付いた立派なもみじが、静かに迎えてくれました。境内からは右京の町並みが遠望でき、ここでも薄灰色の空が恨めしく...。

今度は西へ。春日神社の境内にもみじは少ないですが、それでも既に晩秋の色合い。ベンチに座る人影も、少し寒々しく。

梨木通りの突き当たりを曲がって、寺町通を南下しようと思ったら、目の前の門の向こうに、また綺麗に色づいた紅葉を見ました。

幹の姿が美しいこのイチョウ。石薬師御門からも、今出川口からもすぐなのに、初めて見たような気がします。御苑の樹も、本当に立派なものが多いのです。

大きなシダレザクラも、今は黄色い葉を残すのみ。紅い紅葉と緑の木立と、華やかな色彩コントラストをなしています。 洛陽十二支妙見のひとつ、「丑」の妙見さんのもみじが真っ赤に。陽が差せばもっと輝いたでしょうに...。

日頃から水汲みの人が絶えない”染井の井戸”ですが、汲みに並ぶヒトは傍にある紅葉にも興味なさそう。急に列が絶えて、静かな秋の雰囲気に戻りました。 こちらは梨木通りの大イチョウ。御苑の大樹と共に、通りを覆うように高く聳えています。

寺町通りのイチョウ並木も、今年はまだまだ色付いていませんが、下御霊神社の境内には、既にもみじの彩りがやってきています。

本日は同志社の創立記念日。記帳しようと思ったら、勝手に「一般の方はこちらに...」と。卒業生にちょっと寂しい語りかけ。

朝のうちは少し晴れ間もあり、寺町あたりを廻ってみました。これまでうっかり通り過ぎていましたが、廬山寺にも紅葉の彩りがありました。 桔梗の印象が強い「源氏庭」も、今はすっきりしたものですが、周りから紅葉が色を添えています。苔島の一角には小さな…