2011-07-17から1日間の記事一覧
夕刻からは神幸祭。別名『おいで』と呼ばれるこのお祭。実はこれこそが祇園祭で最も重要な行事。八坂神社の御祭神(御祭神を中御座、東御座、西御座、三基の神輿にお遷しして...)がそれぞれのコースで氏子町を通り、鴨川を越え、四条寺町の御旅所に渡御とぎ…
巡行のあと、まずは曳き手の皆さんの、ご苦労を労うように記念撮影。 ご神体を下ろすのも、狭い通路しか無く慎重に。先輩から若手への注意の声も飛びます。特徴ある螺鈿の『大舵』も取り外されました。
巡行から鉾町に戻ると、休む間もなく後片付けに入ります。白楽天山でも二時前にして既に懸装品は無く、ご神体の白楽天像・道林禅師像を下ろされていました。
巡行の最後、鉾町に着いた時にはお囃子が最高潮に。そしてその終わりと共に、晴れの巡行が終了します。
本当にくらくらする位の陽差し。通りはきっと40度を超えていたのではないでしょうか。乾いた風が吹いてゆくのが、僅かに慰めといった御池通りでした。
暑い夏場ですが、孟宗山の真松・ご神体像には雪が積もっています。 鉾に比べて小さな山は、人が担いで方向転換します。ですから新町の蛸薬師や錦と言った狭い四つ角でも、曲がることが出来ます。金属製の小さな車輪がついていますが、地面から浮いているのが…
御池通釜座辺りから見ると、遠くに先頭の長刀鉾が近付いてきます。ゆらりと揺れる鉾が、さらに陽炎に揺れるようなお昼前。 お稚児さんはここで鉾を降ります。もちろん強力さんに担がれて、地面を踏むことはありません。 そのご辻回しを行い、新町通へと滑り…
意外かも知れませんが、隅々まで駐車場の場所を知っていると、祇園祭の撮影廻りも、車移動が可能です*1。四条烏丸を通り過ぎる時に見た、四条を行く鉾の後ろ姿。 *1:祇園祭で鉾の建つ間は、通行規制や一方通行などでややこしく、また、混乱防止のため封鎖し…
四条通では鉾、山、傘が犇めく時も。先頭辺りの鉾の辻回しが遅くなると、後ろのほうは行き詰まってしまいます。左から船鉾、岩戸山、放下鉾、菊水鉾、蟷螂山が見えます。
愛嬌ある姿と、豪華な懸装品で人気の船鉾が、新町通からひょっこり現れる頃、新町より西の四条通は、少し統制も緩んで、鉾に近付くことも出来たりします。 岡にあげられた船よろしく、前方の山鉾の”渋滞”に、暫し動けず休憩状態。
隣のビルに当たりそうなほど、真木を大きく左右に揺らし、狭い新町通から放下鉾が現れると、暑さに苛立ち始めた見物客からも歓声が。辻回しを終えて四条通を東に向いた路面には、竹の滑りをよくするための水が鉾を映します。
籤取らず一番の長刀鉾や、函谷鉾、月鉾などは、もとより四条通に建っているので、ほとんどそのまま動き出すわけですが、鶏鉾をはじめ、室町や新町通にいる大きな鉾は、いきなり辻回しをするところから巡行が始まります。鶏鉾がゆらりと四条通に現れて、観客…
室町通りを四条まで下がってくると、菊水鉾ではまさに出でんとするところ。この辺りは通りの両側が大きなビルで、今のところは朝の涼しさが漂います。
よいっしょ...っと載せられる切妻造きりづまづくり唐破風からはふ向拝ごはい付き一間社いっけんしゃの社殿には、素戔嗚尊すさのおのみことを祀ります。見送みおくりは鯉山の名品で、ベルギー・ブリュッセル製のタペストリー(現在積まれるものは複製品、本物…
東西の通りでは早朝から夏の強い陽が差し、眩い中の作業となります。蛸薬師通りでは、牛若丸と弁慶も朝陽を浴びて剣を交えます。
まずは懸装品から。胴懸などには山のどちらにつけるのか解るよう、左右ではなく、「東」や「西」と裏書きがあるようで、「これ東やでぇ〜」なんていう声が掛かります。 山伏山にご神体の浄蔵貴所じょうぞうきしょ像が載せられます。 作業が済むと各町内で記…
大きな山鉾は宵山までに懸装品を調え、一見すると巡行時と同じように見る方もおられますが、舁山や傘鉾では、巡行の朝早くから懸装品を取り付け、ご神体を載せて巡行の準備をします。17日の見物は巡行だけではありません。そんな一日を、朝から順に追ってゆ…