もう年の瀬
いつの間に...なんでもう
1960年代の望遠レンズで
毎日のように通り過ぎる御池通烏丸あたりを撮ってみる
ホテル前の並木道は
こうやって見ると北の異国のよう
このあたりは概ね平成の味付け
もう仕事納めを過ぎたオフィスがほとんど
晴れの予報の割に雲も多く
フレアの出やすいオールドレンズには優しい明暗
ちょっと絞ると古さを感じさせないシャープさ
レンズを持ち替え
大通りの御池から姉小路通へ
せっかくマクロレンズなんで得意そうな被写体を
冬にも緑の葉には頑張ってるなぁ...って
正午ちょうどに切った二枚のカット
南中にも低い冬陽の影は
ぼんやりと通りを超えて向かいの壁に
御池通りに戻ってくると
道端の足下灯に落とし物の手袋がポツンと
鮮やかな色が目立つのに
見向きもされずに寒風に晒されています
バス停のベンチには
忘れられたビニール傘がくたびれたように寄っかかる
このままで年を越すのか
明日は空がぐずつきそうなんで誰かに拾われるのか
父が大きなイベント用にその昔買ったレンズ
私が写真を撮り始めた頃にはすでに旧態依然としたプリセット絞りで
この40年くらい棚に眠っていました
久しぶりに引っ張り出してみると特にカビも埃もついてない
"Tokyo Koki"=東京光器は後のTokinaであることは今回初めて知りました
そのTokina社のAPS-C用マクロレンズ
フルサイズでも使えるのではと以前に入手
まぁオールドレンズと呼ぶには忍びない10年ほど前の製品です
ただしAFはミラーレスに着けて使うにはスロー&不安定で
結局MFオンリーで使用